消えてしまう???
田舎のことを考えていると、やっぱりこの先10年後にはどうなってるのかなぁ、って思います。
そこで「地方消滅 東京一極集中が招く人口急減」を読んでみました。著者はあの増田寛也先生です。統計的に見れば、人口が劇的に減っていくのは必然だということが良くわかります。実際、子供が居ないのは事実で、田舎の小学校が統廃合されるのは普通のことです。産む親がいないから、子供が少ない、結果その子供が産む子供の数はどんどん少なくなる。。。。
実際自分が子供の頃は、村に小学校が3つあって、いずれも各学年30人から40人くらいの生徒がいました。そうすると1学校当たり200人くらいになります。これが3つあったので、600人くらいの小学生がいました。今年の1年生は28人らしいので、全校で180人くらい。3分の1くらいに減っているわけですね。つまり、40数年で30%程度まで減少したわけです。これは恐ろしい数字です。
なぜなんだろう?と考えている自分も、首都圏に住んでいるわけで、そういう住民が大多数だから、、、ってことなんですね。で、増田先生は地方中核都市のダム機能の大切さを書かれています。山間地の集落が消滅するのは諦めるとしても、東京への一極集中を防ぐという考えです。東京は家庭を持ったり子育てするには不向きな場所であるのは事実だと私も感じるので、この考えはとても大切ではないかと思います。が、山間地町村の消滅を防げないというのは悲しい予測ですね。
でも、なぜ皆東京に集まってしまうのだろう。学校や企業が東京にあるからだというのは、見方を変えれば東京に人がいるから、でもあるわけで、鶏と卵の関係にも聞こえます。
以前、某地方都市では、高速道路ができることで都会からたくさんの人が来ると期待していたら、逆に人が流出していったとの話を聞いたことがあります。つまり交流の道ができた場合、どちらの引力が強いかという話なわけですね。圧倒的な情報発信力からみると、はやり都会の勝ちということでしょうか。そうすると、この流れを変えるには、東京は住みにくいという情報を積極的に発信するしかないのでしょうかね。でも、それもあり得なでしょうし、、、、
地方中核都市の頑張りと、その頑張りの意味に気が付く住民に期待するってことですね、きっと。それにしても自分自身なんとも無責任な結論でしょうか。。。