自分をいかして生きる
再び帰省しました。田舎の母親の白内障手術の付き添いです。一週間ほど田舎にいました。普段の生活に比べて時間が10倍(?)も長く感じられました。言い換えると、都会の生活ってそれほど時間に追われているってことかもしれません。恐らく、趣味だとか何か自分が没頭できるものを持っていないと、普通の人には田舎は耐え難いかもしれません。いわゆる、都会は三日で慣れるけれど、田舎は三日で飽きるってやつですね。この田舎で生まれ育った自分でさえそうなんですから。。。。
今回の帰省のお供は「自分をいかして生きる」です。著者の西村佳哲さんはなかなかの人だと感じました。というか、こういう書き方の本ってあんまり読んだことがなく。
自分自身、いろいろな局面のなかで「ブレるなよ」と自分に言い聞かせながら乗り切って(?)きました。この本を読んで、それが一体どういう意味だったのかがわかったような気がします。
ブレないってどういうことなんだろう。西村さんの言葉を借りれば「力が出ることをやる」ってことなんだと理解しました。結局、自分は自分の専門というか、得意というか、自分を表現できることをやりたいわけで、それが仮に人よりも特に優れていなかったとしても、それが自分にとって一番「力がでること」だというわけです。結果的に、そのことで「自分がいる」ことがはっきりしてきて、周りに対しても良い影響が与えられるのだろうと。ただ、周りがそれを「良い」と思っているか本当のところわかりませんが、でも西村さんが書いているように、「自分自身を社会に差し出して見るほうが、少なくとも後味はよいのではないか」というのは、その通りだと思います。
なんでこんなことを考えているかというと、帰省して、自分の親も年老いてきて介護について考えないといけないし、奥さんの実家と自分の実家の築100年超の大きな家や墓の管理のことなど、いろいろな課題に対応していかねばならず、その中で自分の仕事や時間の使い方も変えていかないといけない訳です。そこで軸がぶれると「あれ、なんでこうなってるんだろう???」というような結果になってしまうかもしれません。
そもそも軸ってなに?ということになるわけで、そこで読んだこの本にとても良い影響をうけたのでした。
「力が出ることをやる」。これが基本ですね。
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