力が出せること
先週は再び西村佳哲さんの「自分の仕事をつくる」を読んでみました。この本は「自分をいかして生きる」の元本とうか、ベースとなっている本です。両方をよんでみるとは「自分をいかして生きる」が「自分の仕事をつくる」の要点をまとめた本というか、どうしてそのような結論に至ったのかが伝わってきます。
この本を読んでみて、一番ガツンときたのは”まえがき”の最初のページにあるカラーボックスの引用ですね。「こんなもんでいいでしょ」という、その製品が発信するメッセージ。その対極について、様々な方々のインタビューを紹介しながら「自分」について考えることができます。なので、読んでいる間ずっとこのこの言葉を引きずります。
なぜ、西村さんはこの本の後に「自分をいかして生きる」を書いたのかわかった気がします。結論というか、だったらどうしたら良いのかは、こちらを読めばわかるというか、「自分の仕事をつくる」では読んでいても自分に行動を誘起できないというか、イマイチ原理が頭に響いてきません。
これら2冊を読んで、私の頭に彫り込まれたのは「こんなもんでいいでしょ」は嫌だから「自分の力が出ることをやる」ってこと。やっぱりブレてはいけません。力が出ることをやっている限り、自分が自分として居られ続けるのだと思います。変わることは大切だけれど、浮き足立ってアタフタすると、結局力が出ないことをする羽目になる。でもそこには、そこに力が出せる人がいると絶対に敵わない。そんなところで、結局自分は「こんなもんでいいでしょ」にならざるを得ないという結末。これは避けたい。
あんまり周りから相手にされなかったとしても、「力が出せること」をやり続けられることが、自分の人生の一番の使い方なんだろうと思います。
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