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2020年4月 6日 (月)

Spectrum Scale - 振り返り

 

振り返り- その1

Protocolノードをインストールした訳だけれど、今回の構成はいろいろと考慮点があるようだ。

まずCES IP。今回CES Groupは2ノードで構成して、それにCES IPを一つ割り当てた。
この構成では、このCES IPはどちらかのノードに固定的に割り当てられているそうだ。つまり、2ノードの内1ノードしかアクセスを受け付けていないことになる(片方は遊んでいる)。そもそもCES Groupを構成した目的が可用性確保であれば、この構成はActive-Standbyとなり、CES IPが割り当てられているノードがダウンした場合、このCES IPは他方のノードに動的に再割当てが行われる。クライアントはCES IPをアクセスしにくるので、これは大変にありがたい。
仮に、通常状態でも2ノードを働かせたい場合はCES IPを2つCES Groupに割り当てればよい。それぞれのノードにCES IPが割り当てられるので、両CES IPを上手くアクセス出来れば負荷分散が可能となる。もちろん片方のノードがダウンすれば両CES IPは生きているノードに片寄される。
ここでの問題は両CES IPを上手くアクセスする方法だが、これはScaleの外で解決してもらう必要がある。外部ロードバランサーやDNS Round Robinなどの利用が想定される。

つまり、Spectrum ScaleにはLoad Balancing機能がない。複数ノードでCES Groupを構成する場合、この部分の考察がないとノード数を増やす意味が薄れる(可用性はあがるけれども)。

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