« 2020年4月 | トップページ | 2020年6月 »

2020年5月

2020年5月16日 (土)

インターネット速度問題

5月連休明けからだろうか、インターネットが相当遅くなったようだ。

先日はおよそ4MBのファイルをダウンロードするのに3分以上かかった。WEBミーティングでカメラオンにしていても、参加者全員の映像が送られてこない。帯域不足となってしまっている。そんな状況なので現状はどうなのかってことで測ってみた。

午後6時でこんな値。ちょっとこれは切ない。
0514pm0600

四六時中こんな感じかというとそうではなく、朝は結構快適な結果を出している。
0515am0800
実際にこの時間帯にファイルをダウンロードすると瞬時に完了する。あまりに速くて、ダウンロードファイルを確認したくらい。

使っている環境は以下:

  • ドコモ光。実際のサービスはNTT東日本フレッツ光ネクスト、ギガファミリー・スマートタイプ(戸建て向け)
  • ISP: @nifty

変化状況を見てみると、朝7時過ぎくらいから下りが急激に低下して1桁になる。夜中の12時過ぎになっても改善しない。
どうしたら良いのだろう、、、と悩んだ末、まずはドコモ光の工事サポート窓口に電話をしてみることにした。
恐らく「インターネットが大変込み合って、そのような状態になっていると思われます」との回答をされる可能性が高いと思ったけれども、NTTフレッツ網の問題かもしれない(というのも、このギガファミリー・スマートタイプは複数利用者で回線を共有するベストエフォートって契約当時の資料に書いてあったから)とも思い、黙ってたら何も始まらないので相談するだけ相談してみた。結果はやはり「そんなもんです」って回答。余りに冷たい返事に聞こえた(というのもこちらネットミーティングがまともに出来なくて困っているので)ので、いろいろ食い下がってみたけれど得るものなし。

困っているのは自分一人ではないだろうってことで、ドコモ光をいろいろ調べたら、回線速度が遅い時のボトルネック切り分け方法なるページを見つけた。
ドコモ光回線接続状況
NTT東西フレッツ網までのネットワーク速度と、更にその先のプロバイダーを通して出て行ったインターネットまでのネットワーク速度を表示してくれる。
得られた結果は、インターネット区間は以下のとおり。
Ntt

引き続き測定したNTTフレッツ網は以下の通り。
Ntt_20200516162501

フレッツ網は結構がんばっているけれど、プロバイダー経由でのインターネット経路が遅いことがわかる。これはドコモ光の窓口の方が言われた通りだ。正直、ドコモ光のWebこのページがあるのだから、私みたいな人にはまずこのページをガイドしていただきたい(自分勝手ですみません)。

で、どうするか。次はプロバイダー側での対策を考えることになる。で、@niftyのホームページ に行ってみるとIPv6でしょ!って言っている。条件を読んでみると、自分が使っているNTT東日本のレンタルルーター(PR-500KI)であれば特に追加のコスト・設備なしにIPv6に移行できるようだ。

使うサービスはV6プラス。これはIPv6 IPoE と IPv4 over IPv6 をダブルでサポートするサービスのようだ。で、PR-500KIのようにサポート対象のルーターを備えていればv6接続オプションを申し込むだけで良いらしい。そこで@niftyのホームページからv6接続オプションを申し込んだ。すぐに@niftyからNTTにv6接続オプションのリクエストを送付した旨がメールで送られてきた。Niftypng

NTT東日本から2014開通年に届いていた開通通知実はフレッツv6オプションは既に契約済みなっていた。けれども@niftyを通していなかった。恐らくNTTから@niftyにフレッツV6オプションは既に利用可能になっている返答があってからIPv6接続オプション利用に必要な一連の処理がなされるものだと思う。

翌日v6オプション設定完了通知が来た。この状態でのSpeed Testを行ってみる。
05170820

IPv6は通っているようだ。しかしPR-500KIのPPPランプが点灯したまま。実際にPR-500KIの管理GUIに入ってもPPPが接続中になったまま。PR-500KIを再起動しても変わらない。これは想定とちがう。
Pr500

Niftyのv6関連ページを読むと、v6プラスを使う場合はv6プラスを申し込めとある。でも、v6対応ルーターを使用している場合はv6オプションを申し込んでからルーター設定を変えればv6プラスに変更可能とある。なんだ辻褄があわない。

そこで、Niftyサポートに電話をしてみた。自分の環境を伝えたらv6オプションを解除してからv6プラスを申し込むようガイドされた。というのも、NiftyのWebをよく見ると以下の表記になっているではないか。自分が使っているP500KIはホームゲートウェイなので、以下のガイド対象外というわけだ。
Photo_20200518234501
Photo_20200518234601

しかし、PR-500KIがホームゲートウェイって言うんだってのはPR-500KIのマニュアルをこの一両日何度も見て、表紙にホームゲートウェイって書いてあることを覚えていたから合点したわけで、そうでないとここは「そんなん聞いてないよ」ということになる。なんともミスリードする表記だと思う。でも、正しい方法が分かったのでそれは大変ありがたく、対応してくれたサポートの方には心からお礼を伝えた。

で、早速v6オプションを解除した。2時間弱で解除完了通知が届き、即v6プラスを申し込んだ。これまた2時間程たってPR-500KIを見るとPPPインジケータが消えているではないか。つまり、v6プラスが開通したということだ。実際に管理GUIを見るとPPPが未接続になっている。
V6
jpnet接続判定 で接続状態を確認してみる。

Jpne
v6プラスが動いていることが確認できた。
Speed Testをおこなってみる。なんともいい感じの結果だ。
0518am1155v6plusntt
USENスピードテストもいい感じだ。
0518am1155v6plus

これにてインターネット速度問題は解決となった。

めでたしめでたし。

追伸:
Niftyのサポートの方からのv6プラス移行に伴う確認事項:
1)インターネットカメラ(パソコンのカメラではなくて、アプライアンス型のインターネットカメラ)は使えなくなる場合がある
2)オンラインゲームで特定のポートを使って通信するものは、そのポートが閉じられることによって使えなくなるものがある
これらを承知の上でv6プラス移行をGO。

2020年5月10日 (日)

地図くらべ

地形や地図情報についての比較。特に水力発電フェチ向け。

国土地理院Vector  ← いち推し
堰堤や導水管、送電線も描かれていて、等高線は10メートル刻み。地図情報の共有はgeojasonファイル転送による共有になる(みたい、他の方法がわからなかった)

Mapion
導水管は表示されるが、送電線などはなし。等高線の高さがわからない。ただ、距離測定記録はリンク共有できる。

いつでもNAVI
導水管も表示されない。共有でリンクを取得しても受け側が表示できない事がある。あまり使えない印象。

Google Map
等高線がいい加減で等高線から地形を読み取ることが困難。

木曽川と伊奈川の発電所についてメモ

木曽ダムと伊奈川ダム水系の発電所についてしらべているけれど、謎が多いので課題備忘。

木曽川水系Google Earth

伊那川水系Google Earth

水力発電所データベースは、基本的に正しいんだと思う。
水力発電所データベース

謎その1
データベースによると、大桑発電所は以下となっている。

項目名 単位 データ
  取水箇所数 (箇所)   3
  (主要取水設備) 取水河川     木曽川、伊那川、殿小川
  (主要取水設備) 型式     取水堰、直結(須原)

須原発電所の堰堤から木曽川の水を、白山神社前の小川から小川の水を取水している。しかし伊那川の水を取水するってどういうことだ。なにしろ大桑発電所と伊那川は木曽川の西岸と東岸。伊那川の水を木曽川の対岸に渡すには導水管橋が必要となる。伊那川の水は伊奈川ダムから伊奈川発電所に給水されて木曽川に放水される。これを言っているのか???

謎その2
データベースによると、伊奈川第二発電所は以下となっている。

項目名 単位 データ
  取水箇所数 (箇所)   5
  (主要取水設備) 取水河川     伊那川
  (主要取水設備) 型式     取水堰

伊那川の支流も含めて、取水口が確認できたのは4つ。福栃川には見当たらない。最後の一つはどこにあるのか?
 伊那川 いながわ ← 取水堰堤あり
 けさざわ川 けさざわがわ ← 取水堰堤あり
 福栃沢 ふくとちざわ ← 取水堰堤なし
 東川本谷川 ひがしがわほんたにがわ ← 取水堰堤あり
 カナ沢 かなざわ ← 取水堰堤あり
堰堤は一つの川に一つとの原則に立てば、福栃沢が候補になるが、福栃沢には取り付け道路がない。つまり工事を行った形跡がない。

加えて、以下の記載もある。

 (導水路) 総延長 (m)   4,422.6/3,117.1/5,170.5(3本)

国土地理院の地図を見る限り、導水路は2本に見える。例えば伊那川の堰堤からとカナ沢の堰堤からの導水路は2本平行して通っているのか?

謎その3
データベースによると、伊奈川発電所は以下となっている。

項目名 単位 データ
  取水箇所数 (箇所)   2
  (主要取水設備) 取水河川     伊那川、越百川
  (主要取水設備) 型式     取水堰
  (導水路) 総延長 (m)   2,688.7/3,366.3

取水箇所が2か所で、伊那川と越百川が取水河川となっている。伊奈川ダムから伊奈川発電所までの直線距離がおよそ3.4Km。越百川は伊奈川ダムよりもさらに3Kmほど奥にある。
伊奈川ダムの取水口とほぼ同じ標高地点の越百側に堰堤らしきものがGoogleで確認できる。ただ、その地点から伊奈川ダムまでは6Kmほどもある。一体これはどういうことか???

謎その4
田光発電所の排水はどうなっているのか。Mapion地図を見る限り、田光発電所の排水は橋場発電所の導水路には繋がっていない。Google Mapを見る限り、橋場発電所への給水は伊那川の堰堤から取水しているように見える。疑問は、田光発電所の排水口が見えない事。田光発電所で役目を終えた水はどこへいった?

Mapion地図
Google Map

こればっかりは地下の事なので現地に行っても想像が入ってしまう。まずは須原の発電所博物館に行って調べてみるのか、、、、

関西電力木曽電力資料館

2020年5月 4日 (月)

ホームページ埋め込み地図

ホームページに埋め込む地図の比較。特に地形地図。目的は山城跡地を地形地図で確認し、マーカを置くこと。

比較したのはGoogle Map、Yahoo Map、ゼンリンNAVIの3つ。いずれもホームページに埋め込むHTMLを提供してくれる。

GoogleはStreet ViewやMy Mapなどは超優れものだけれども地形地図はいただけない。まず等高線が20Mおきで、尚且つすごーくデフォルメしている。これではどこに尾根や平地があるかわからない。任意のマーカも置けない。以下はGoogle Map表示のスクリーンコピー。本来ならホームページ埋め込み画面を乗せたかったのだが、地形地図は埋め込みがサポートされていなかった。これも残念。
Google

Yahoo Mapも同様に等高線が20M間隔止まり。マーカが置けない。
Yahoomap
やっぱりゼンリンは優れもの。等高線が10M間隔で、尚且つ非常に忠実に地形を表している(ようだ)。そのため、他の測量情報とのクロスリファレンスが出来る。つまり、山城跡地がこの地図上で特定できる。任意のマーカも置くことができる。ズームもOKだし、細かなスポットの記載もある(Google Mapには出てこない小さなスポット)。ただ一つ難点は、地図のロードがめちゃくちゃ遅いこと。
Zenrin

まぁ、必要な情報が得られない地形地図は用をなさないので、展開速度が遅くともゼンリンが唯一の選択肢となった。

« 2020年4月 | トップページ | 2020年6月 »