VM間の共有ディスクを作成する
VM間の共有ハードディスクを作成する。これはSpectrum Scale NSD Serverの共有ハードディスクとして使うため。
ここではsnode-1とsnode-2の2ノード(2VM)間に共有ディスクを構成している。
まずsnode-1の設定の編集でディスクの追加を行う。その際重要なのはSCSIアドレス。ブートディスク、つまりこのVM専用のディスクはSCSI (0:0)、すなわちSCSIチャンネル0に割り当てられ、そのチャンネル用のSCSIコントローラに紐づけられる。このチャンネルは共有しないので、共有するディスクは別のSCSIチャンネルに割り当てる必要がある。以下の図ではSCSI(1:0)。このチャンネルをVM間共有チャネルとする。
注意:シックプロビジョニング(Egerzeroed)でディスクを作成すること。シンだと後でVM起動エラーになるらしい。
ハードディスクの追加をすると、このSCSIチャンネルに対応するSCSIコントローラが現れる。
ここではハードディスクを2個追加するので、ハードディスク追加作業を繰り返す。2個めのハードディスクのSCSIアドレスは(1:1) とする。
次に他方のVMであるsnode-2の設定の編集を開き、ハードディスクの追加を行う。ここでは上記作業で作成した既存のハードディスクを選択する。先ほど作った2つのディスクが(1:0)がsnode-1_3.vmdk、(1:1)がsnode-1_4.vmdkになっている。
それぞれのvmdkをsnode-1と同じSCSIチャンネルに割り当てる。
SCSIバスの共有は物理に設定しておく。書き忘れたけれどsnode-1でも同様に設定しておくこと。
以上で、両VM間で共有するハードディスクを構成できる。
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