Yaesu FT2Dのファームウエア更新
いままでいろいろなデバイスのファーム更新をしてきたけれど、こんなに面倒なのは初めて。
FT2Dを最新のファームウエアに上げた。上げる前のファームウエアは1.07で初期のもの。
まずYaesのFT2Dダウンロードページへ行く。そこからFT2D_MAIN_SUB_DSP_(JPN)1901.zipをダウンロードする。このZIPにMainとSubの両方のファームウエアが別々のZIPファイルで入っている。
まずはFT2D_MAIN_ver310(JPN).zipを解凍する。
ファームウエアアップデート手順はここにあるFT2D_MAIN_SUB_Firmware_Ver_Up_Manual....pdfに書いてあるので、その通りに進めることになる。ただ、まずは前提条件としてMicrosoft .NET Framework 3.5をPCにインストールすることになっている。「大丈夫か?」って気がするが、たまたま今回ファームアップを行ったPCには既にFramework 3.5が入っていたので(どうやって入れたかは記憶がない)、マニュアル通りに実行できるかは確認できなかった。
更にUSB Device Driverをインストールする過程でMicrosoft Visual C++ Redistributableをインストールするとある。大抵は大丈夫だとおもうけれど心配ではある。
FT2Dの取説のFT2D ファームウエアのアップデート(171ページ)にはPCとFT2D接続は付属USBケーブルかSCU-19どちらでもOKとある。しかし、実際に操作してみると付属USBケーブルでないとアップデートができなかった(自分の操作した限り)。実際、ファームウエアアップデートのマニュアルには付属USBケーブルで接続するように書いてあるので、FT2Dの取説記載間違いだと思う。
煩雑な作業が始まる。
バージョンの確認。MAINは3.10に更新されている。
次にSUBの更新に進む。
こちらも更新結果の確認。SUBも2.01に更新されている。
以上で更新作業は完了。始めると1時間では終わらなかった。また、途中で中断することも出来そうもなかった(分からなくなっちゃいそうで)。
この後、WIRES-Xの接続確認も行った。
この更新作業の副作用がPCに発生した。SCU-19のデバイスドライバーのポートインスタンスが一つ増えたこと。そして、今まで使っていたCOM6は使えなくなった(無効になっている)こと。最初これに気が付かなかったから、PCからFT2DへSCU-19で繋がらなくなってちょっと焦った。
なんでこんな事になっているか不明。余計な事してもっと複雑な状況になると切ないので、とりあえ放置。
注意
ここで終わってはいけません。DSPのファーム更新もしないといけない。ブログ更新時点での最新は4.31。Main/Subの更新マニュアルだけを読みながらファーム更新していたのが失敗の元。もうひとつDSPの更新マニュアルがあったのに気付くのがおくれてしまいました。
ここまでやってFT2Dのファーム更新は完了です。
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