WIRES-Xの世界への第一歩
FT3Dが届いて、インターフェースケーブルSCU-39も届いて、WIRES-X ID登録も完了したので、WIRES-Xの扉を開ける。
FT3DをWIRES-Xの世界のアクセスポイントとして構成する。そうすると、FT3Dを経由して、自分が持っているもう一台のC4FMトランシーバーからWIRES-Xの世界に入れるだけではなくローカル局にも使ってもらうことができる。
さてさて、WIRES-Xのノードのアクセスポイント運用には以下の2タイプがある
- ポータブルデジタルノードモード:デジタルのみ
- ポータブルHRIモード:デジタルとアナログ併用
FT3Dはどちらもサポートしている。これらのモードによってFT3DとPCの間のインターフェスも違ってくる。
ポータブルデジタルノードモードはデジタルのみなのでUSBインターフェースケーブル (SCU-19) のみでOK。
一方ポータブルHRIモードはデジタルに加えてアナログのサポートする。そこでSCU-39に同梱されるケーブルが必要となる。以下の写真ではPC側接続部分にUSB Audio Adapterを取り付けてある。
つまりFMで送られてきた音声をPCに送り込まねなならない(その逆もしかり)。そのため、FT3Dのスピーカーとマイク端子をPCのマイクとスピーカー端子に接続するというアナログ配線が必要になる。PCのマイクで受けた音声信号はPC内でデジタイズされてWIRES-Xの世界に送られるわけだ(その逆もしかり)。
PC側のオーディオ設定とその管理は面倒なのでアナログサポートはやめたい。そこでポータブルデジタルノードモードでアクセスポイントを構成してみた。
FT3Dの画面にはWIRES-X PDNと表示される。この状態でXキーを押すとWIRES-Xモードになる。WIRES-Xアプリから有名なRoomをアクセスしてみる。
ALLJA-CQ-ROOM-Dはすんなり接続ができた。次にALLJA-CQ-ROOMへの接続を試みたが接続できなかった。
どうやらデジタルだけのポータブルデジタルノードからはアナログ・デジタル混在Roomへは接続できないようだ。
では、HRIモードでFT3Dを起動してみる。デジタル・アナログ併用ノードで運用開始宣言をするわけだ。
FT3D3の画面にはWIRES-X NODEと表示される。このモードではXキーを押してWIRES-Xモードに切り替える必要はない(というよりも、なぜポータブルデジタルノードモードではいちいちXキーを押さないといけなんだろう???)。
HRIモードにしてもFT3DとPCの接続はUSBのみで、アナログ結線はしていない。というのも、FT3DからFMで電波を出す(FM局を中継する)つもりはなく、デジタルオンリーでの接続にする予定だから。
HRIモードでFT3Dを接続してアプリからALLJA-CQ-ROOMに接続してみた。
今度はうまくいった。
次にもう一台のC4FM機であるFTM-7250からFT3Dに接続してみる。FTM-7250の周波数をFT3Dの周波数に合わせて、FTM-7250のWIRES-Xモードをスタートする(マイクのP3ボタンを押す)とFTM-7250の画面上でWIRESという文字列がブリンクしたあと、FT3Dに接続された。
FTM-7250Tの画面にはFT3Dに設定した自分のコールサインが接続したローカルノード名として表示される。FTM-7250上でALLJA-CQ-ROOM-DやALL-JA-CQ-ROOMなどのRoom IDを設定するとFT3Dが中継してPCからとのRoomに接続した。誰かが会話するとそれもFTM-7250で聞くことができた。
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