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2021年11月

2021年11月29日 (月)

CHV-5αを水平DPにして西北西に向けた

CHV-5αを水平DPにして西北西に向けた。
Img05608_small

V字DPよりも水平DPの方が打ち上げ角は小さいとの情報があった。確かにイメージ的には万歳している分、打ち上げ角は真上に偏るような感じもする。CHV-5αのマニュアルには水平とV字では指向性には違いはないとある。V字は見た目がかっこいいけれども飛ばなければ意味がない。

向き的には北米方向。その結果は以下の通り。
Chv5dp20211129
しっかり北米に飛んでいる。セッティングとしては外してはいないようだ。ただ、実際にQSOは出来ていない。

そこでアンテナをワイヤーDPのW8010に切り替えて送信してみた。向きは90度異なる北向きのへの字(北側に万歳している水平V)。その結果がこれ。
Wiredp20211129
CHV-5αよりもしっかりと北米西海岸に飛んでいる。おまけにCHV-5αでは取ってもらえなかったGrid DM13の局とQSOが出来た。

ワイヤーDPは北極を超えてNAに飛んでいるんだと思う。向き的にはそっち方向がただしいのだろうか。。。。

CHV-5αの性能評価的に見れば、いまのところ7MHzではW8010ワイヤーDPを超えられない。14MHzについては屋根裏DPを超えられない。なんとも寂しい中間結果になっている。

追記

11月30西午前11時からのCHV-5αの状態。そこそこに良い感じ。14MHzにてNA西海岸の2局(CN85とCN88)とつながった。
Chv520211130

CHV-5αのGP型、ちょっとイマイチかも

CHV-5αのGP型はちょっとイマイチかも。屋根裏ダイポールに劣る感じ。

地上高5mでL面が北北東に向けている。
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比較したのは屋根裏ダイポール。W8010の14/28エレメントで全長は約7m、方角は北北東。右上から左奥い張られているエレメントがそれ。
Img05601_small

CHV-5αでUS西海岸のGrid CN86の局からのCQに答えて呼び続けたけれども取ってもらえず。リグはFT-450Dで出力50W。同じリグでアンテナを屋根裏ダイポールに付け替えて同じ局を呼んだら一発で返答があった。レポートは-13/00で飛びはあまり良くはない。PSKReportで見てもUS西海岸で当局のシグナルをレポートしてくれる局数が増えた。少なくも屋根裏ダイポールはCHV-5α GP型に勝っているっておとだね。

GP型での運用は一旦終了し、午後は水平型にしてみようと思う。V字型よりも水平型の方が打ち上げ角は低いとの情報もあるし、、、

2021年11月28日 (日)

CB1300 SC40 レクチファイヤー交換

ツーリングから帰ってきてバイクを停めると硫黄臭的な強い異臭発生。匂いの元を調べるとバッテリー周りから発生している感じ。

これはバッテリー過充電でバッテリー内でガスが発生していると予想される。テスターをバッテリー端子に当てて、エンジンを3000rpmまで回してみるとなんと電圧が18.6V。これではバッテリーが茹で上がってしまう。これはレクチファイヤーの故障とみて間違いない。
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純正パーツは16,000円程する。これは高い。互換品があるんじゃないかなって事でアマゾンで調べると、ありました。
Tokutoyoのレクチファイヤ―、無料配送で2,600円。これは純正品の1/6以下の価格。だいじょうぶかぁ?と思うが悪い評判がネット上に無い感じなのでこれを購入してみる。

レクチファイヤーは車体右のリヤタイヤの近く、リヤブレーキフルードのリザーブタンクの隣にある。レクチファイヤーを止めているホルダーにはブレーキフルードリザーブタンクからマスターシリンダーにつながるフルードホース保持部品が取り付けてある。なので、この保持部品からフルードホースを外さないことにはレクチファイヤ―自体が自由にならない。
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リアブレーキフルードリザーブタンクを取り外し、レクチファイヤ―をフルードホースから解放する。
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レクチファイヤは2個のコネクターでハーネスと接続されている。コネクターはタンク下にまとめられているので、そこからレクチファイヤ―のコネクター(左側のコネクター2個)を外す。
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レクチファイヤ―はリア側に引っ張り出す。
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取り外したレクチファイヤ―。
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Tokutoyoのレクチファイヤ―に交換する。このレクチファイヤ―は取り付けられていた純正品よりもケーブルが長い。このTokutoyo品、SC38との共用パーツで、SC38用のレクチファイヤ―は我がSC40のレクチファイヤ―よりも若干ケーブルが長いらしい。
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新しいレクチファイヤ―を車体に取り付け、フルードホースを固定し、リザーブタンクも元に戻す。
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ケーブルは若干長いのでS字に処理した。
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準備完了。エンジンをかけて3000rpmまで回してみる。バッテリー端子の電圧は14.13V、でバッチグー。これならバッテリーも穏やかな生活を過ごせる。
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このTokutoyoのパーツで暫く様子をみてみる。もしも再び過充電や充電不足などが発生した際には純正をオーダーすることを考えたい。それまではこれでレッツゴー。

2021年11月27日 (土)

CHV-5αをGP型にしてみた

CHV-5αの感想として耳はいいけれど飛んでいかない。FT-8で相手局Sに対して自局Sが低すぎる。

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地上高が5メートルの40MHzダイポールの打ち上げ角は90度。つまり真上。打ち上げ角が高すぎるというか真上では遠くには飛んでいかないだろうと思う。指向性について、マニュアルには以下の図が掲載されている。

Chv5

GP型ではドーナツを斜めに置いたようなイメージとある。単純に考えれば打ち上げ角は45度を最大値としてかなり低くなると思われる。うまくいけば、自局Sと相手局Sの差が縮まるかもしれない。

GP型に変更した。
Img05556_small

V字型からGP型に変更すると僅かながら共振周波数が変化した。

V字型のSWR
Img05550_hdr_small

GP型のSWR
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ちょっと14MHzのSWRが大きくなった。共振周波数が下方向にずれたようだ。
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目標周波数は14.074MHzで、差は34KHz。このアンテナは14MHzではエレメント長調整は150KHz/cmのため、2mm程度短くする必要がる。しかし、2mm。これはちょっと厳しい調整なので、アンテナチューナーに任せることにして再調整はしないことにした。
アンテナ面は北西。FT-8でのシグナル比較は以下となった。
Gp
依然として自局Sは小さい。改善は見られない。

アンテナ面の問題かもしれないと思いアンテナ面を北北西に向けた。Img05558_small_20211127201201

結果は以下の通り。印象として若干はS差が縮まったような感じもする。

Gp_20211127202601

打ち上げ角に注目しているのはDXを狙いたいからなので、しばらく様子を見てみることにする。

2021年11月25日 (木)

ダイポールアンテナ 雨の水滴によるSWR変化

先日設置したワイヤーダイポール(DIAMOND W8010)とv字ダイポール(Comet CHV-5α)について、雨によってSWRが大きく変化した顛末記。

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結論から先に書くと、両方のアンテナとも全てのバンドにて共振周波数が低い方にシフトし、その結果運用周波数でのSWRが悪化していた。原因はアンテナの水滴。これを取り除く(振り落とす)と共振周波数は元に戻った。ネットで提供されている情報から、アンテナの水滴がアンテナエレメントの地面に対する静電容量を大きくし、それにより共振周波数を低くするようだ。アンテナの等価回路は直列LCR回路であり、そのfo = 1/(2π√LC)なので、Cが大きくなるとfoは低くなるということだ。表1と2にそれぞれのアンテナの設置後、雨の後(アンテナに水滴が付いている状態)、水滴除去後の共振周波数をまとめた。

表1 : DIAMOND W8010の3.5/7/21MHzワイヤーダイポールの共振周波数変化

  設置後 雨の後 水滴除去後
80M 3.558 3.502 3.544
40M 7.109 7.000 7.084
15M 21.080 20.780 21.000


表2 : Comet CHV-5αの共振周波数の変化

  設置後 雨の後 水滴除去後
40M 7.090 6.994 7.078
20M 14.054 13.996 14.040
15M 21.089 20.740 21.060
10M 29.260 28.760 29.180
6M 50.870 50.200 50.700


写真1 : W8010の雨の後の状態
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写真2 : W8010の水滴を除去した(水滴を振り落とした)状態
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CHV-5αはアンテナマストを叩いてエレメントに付いていた水滴を落とした。雨の後のfo測定と水滴除去後のfo測定の間に行ったことはエレメントの水滴除去だけなので、エレメントについていた水滴がfo低下の原因と考えることができる。

CHV-5αは短縮率の大きさから、SWR変化が周波数に対して急峻で、このfoのシフトは運用上致命的だった。

写真3 : 雨降り中のSWR値
_small
7MHzや21MHzでは運用が出来ない状態になった。

写真4 : 雨が上がった後のSWR値
_small_20211125201901
雨が上がっても運用の観点からは状況は改善しなかった。

写真5 : 水滴を除去した後
_small_20211125202001
設置後の状態にほぼ戻り、運用が可能となった。

例としてW8010の3.5MHzのfo測定結果の変化は写真6から8の通りとなった。

写真6 : 設置後のfo
80m1_small

写真7 : 雨上がり後(エレメントに水滴が付いている状態)のfo
80m2

写真8 : 水滴を除去した後のfo
Img05537_small

以上より、エレメントの水滴がfoを低い方にシフトさせ運用に影響を与えることが判明したので、以降は雨上がりにはエレメントの水滴を落としてから運用するようにしたいと思う。

追記1

今回水滴の影響がSWRに顕著に出ている。一つの理由としてアンテナワイヤーの地上高に低さがあると思う。
静電容量は以下の式で求められる。
  C = ε・S / d     S:電極の面積、d:電極間距離
電極間距離dが小さい程静電容量は大きくなる。そこに水滴が加わって、仮に静電容量が1.5倍になったとするともともとの静電量量が大きいのでその変化量も大きくなるということだろうと思う。であれば、地上高が倍高ければ、水滴によるfoシフト量は半分になるのかもしれない。

追記2

ワイヤーダイポールの地上高を上げた。これによる水滴SWR変化を確認してみた。というのも、水滴によるアンテナワイヤーと大地間の静電容量が影響しているのなら、アンテナ地上高を上げることで静電容量が小さくなるはずで、共振周波数変化量も少なると思うから。

雨降り中のSWR特性。共振周波数は3.522MHz。
Img05819_small

ワイヤの水滴が無い状態。共振周波数は3.565MHz。
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共振周波数変動幅は3.565-3.522=0.043KHz。
アンテナ地上高を上げる前は3.544-3.502=0.042KHz。
以上より地上高を2メートル位上げた位じゃ水滴による静電容量変化は全く変化なしということ。

 

2021年11月24日 (水)

EchoLinkでTXが止まらない件

EchoLinkのLinkノードにUserノードから接続した際にLinkノードのTXが止まらない。

以下の構成にて、LinkにUserを接続するとLinkがTX状態のままになっている。
Echolinkconf

Spaceキーを押しても止まらない。つまりマニュアルPTTが効かない。なのでUserノードはRXからTransmitに移行ができず、Linkノードの音声を受信するだけ。何がいけないんだろうとTools → Preference → Connectionsなどを見たがわからず。

色々見ていく中で、Tools ➝ Sysop Setup のRX Ctrlタブを見て見るとCarrier DetectがVOXとなっていた。これをManualに変更することでSpaceキーによるPTT操作が出来るようになった。

Echolinktxproblem1

このRX CtlはUsers Guideには以下の記述がある。
The RX Control tab sets up the interface between your PC and your receiver (or transceiver).

つまり、受信機の音声をどういう方法でEchoLinkサイドに流すか、その方法の選択と解釈した。VOXだと受信機からの音声入力があると、それをEchoLink側に送信(TX)するのだろう。今は無線機をつないでいないが、その代わり音声入力としてマイク入力が接続されている。なので、マイクが音を拾う限りTXが解除されないのだろう。

これをManualに変更することで明示的なPTT操作によるRX/TXの切り替えが出来ることになる。

といったことで一件落着の備忘録。

20年落ちSUZUKI CARRYのタイヤ交換

CARRYのタイヤを夏用から冬用に交換。ジャッキポイントにちょっと悩んだので備忘録。

板金屋さんから安く買った中古スタッドレス(ブリジストン)。溝も細いままでしっかり残っている。ホイールも中古で中国製でちょっと難あり。
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いろいろ下を見てみて、フロントのジャッキポイントは以下とした(多分合っているかと)。
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リヤのジャッキポイントはシャフト部分。ここにはジャッキ先端を保持する枠が付いている。
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問題の中国製ホイール。ネジ穴にテーパーが切ってない。お店の人も言っていたけれど、取り付け時には要注意。ナットが穴の中心に入っていないと走行後に緩む可能性あり。
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ちゃんとした(?)ホイールの穴にはテーパーが切ってあってナットを閉めると自然とボルトが穴中心に来るようになっている。
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ナット締め付け時には、タイヤを左右に揺さぶりながらナットと穴のガタがなくなるように少しずつナットを閉めてった。
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以上、備忘録。

ワイヤーダイポールW8010の飛び特性について - その1

ワイヤーダイポールW8010の3.5/7/21のラインを張った。その性能について初回考察。

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3.5と7でFT-8をやってみると、自分に入感する相手局のSに対して、相手局からもらう自局のSの方が全体的に低い傾向があることがわかった。自局Sと相手局Sをそれぞれで比較したのが以下のグラフとなる。
W801040m80ms1

その理由を考える中で、JA4MSM局のシュミレーション結果が目に留まった。このシュミレーションではダイポール地上高と打ち上げ角について検討が行われている。そこで参照されているCQ出版社の「特選 ハムのアンテナ製作集」の見本記事の図3 水平ダイポールの地上高に対する特性の変化によると、アンテナ地上高8m以下での打ち上げ角は90度、つまり真上となっている。

今回張ったW8010の給電点は約4m。つまり打ち上げ角は真上になっている。これが相手に電波が飛んでいかない理由ということだ。

一方、CHV-5αは7Mでオーストラリアや南米とつながっている。このことはCHV-5αの打ち上げ角はワイヤーダイポールよりも低い(少なくとも真上ではない)ことを示唆しているかと思う。

更に継続考察が必要だ。

2021年11月22日 (月)

モービルアンテナのSWR確認結果

モービルアンテナのSWR確認結果記録

CB1300のホイップ:Exeed EX-110
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それなりのメーカー製だけあって分かりやすい特性を示している。144MHz帯、430MHz帯とも運用周波数レンジで十分なSWR性能となっている。
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軽トラのホイップ : NAGOYA ANTENNA NL-770S
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どういう解釈をすれば良いのか分からないけれども、145.0MHzのSWRが1.58となっている。すくなくとも反射波が少ないことを表しているとすれば、無線機から送られた電力はアンテナから送り出されていると理解していいのだろうか。共振周波数は145MHzと430MHzともに運用周波数からは遠く離れている。
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X-TRAILのフレキシブルホイップ:NAGOYA ANTENNA NL-R2  マグネット基台で固定してある。
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145MHzでは144.3MHzをボトムに緩やかな特性を示している。430MHzの共振周波数はNL-770S同様に運用レンジからは遠く離れている。
Img05482_small Img05483_small

VHFやUHFのホイップアンテナのSWR特性を調べてみたのは初めて。周波数変化に対してこんなに緩やかなSWR特性を示すとは思っていなかった。430MHzは波長が70cm。430.0MHz=0.6976m、431.0MHz=0.6960m、波長差はわずか0.0016m。この周波数帯までくるとアンテナ長による周波数あたりのSWR変化量は緩やかになるということなんだろうか。ちょっと考察(ひょっとして常識?)が必要。

Comet CHV-5αとDIAMOND W8010のSWR特性比較

Comet CHV-5αとDIAMOND W8010のSWR特性の比較をした。

写真右のマスト先端に設置されているCHV-5αとその下を給電点とするW8010の3.5/7/21ワイヤーダイポール(14/28は張っていない)。
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まずは7MHzでのSWR特性の比較。グラフはセンターから左右に100HzレンジのSWR値となっている。最初のグラフがW8010で次のグラフがCHV-5α。W8010の最小SWR値は若干高いものの、周波数によるSWR変化がCHV-5αに比べてとてもなだらかであることがわかる。実際、FT-450の内蔵オートアンテナチューナーで7MHzバンド全域でチューニング運用が可能だ。一方CHV-5αはチューナーを利かせても100KHzレンジの対応すら困難な状態。

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21MHzも同様で、W8010(最初のグラフ)はバンドレンジ全体で運用が可能なのに対して、CHV-5α(次のグラフ)はセンター周波数をFT-8の周波数(21.074)に合わせるとバンドの上側周波数帯は運用が困難となる。

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CHV-5αはコンパクトだが運用可能周波数が限られ、アンテナチューナーが無いとその周波数制約はかなり厳しいものとなる。一方W8010は全長で20mほどのスペースが必要となるが、運用可能周波数に余裕をもつことができる。

2021年11月20日 (土)

HFダイポールアンテナの設置

CometのV字ダイポールは耳は良いように感じるけれど飛びが悪い感じ。そこでダイポールを張って性能比較したくなった。

設置するダイポールはDIAMOND W8010、3.5/7/14/21/28の5バンドダイポールで、3.5/7/21と14/28のダブルダイポール。但し。14/28は既に屋根裏に張ってあるので、今回は残っていた3.5/7/21の3バンドダイポールを張る。片側9.6m。

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このダイポールを張りたいもう一つの理由が先に設置したV字ダイポールの運用可能周波数幅の狭さがある。以下がV字ダイポールとこのワイヤーダイポールのエレメント長に対する周波数変化の比較になる(それぞれの製品説明書からコピー)。共振周波数は、V字ダイポールでは例えば7MHzでは1cmで42KHz変化する。一方ワイヤーダイポールは1cmで7KHz変化する。つまりワイヤーダイポールのほうが共振周波数の谷が緩やかになっている。であれば、より広いレンジでの運用が可能となるはずだ。
Img05381 Img05380

 

DAY1

給電点は先日立てた単管マストとして、その両側のそれぞれ12mの地点に4m単管を立てる。
まずは単管の基礎としてフェンス基礎石を埋める。
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水平を確認して、基礎石の周りに土を詰める。
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単管を挿入し、砂利をいれて垂直に立てる。そこに土をつめ水を加える。棒で突き固めてから砂利を入れて土を入れて水を加えて、、、これを繰り返す。今回は敢えてセメントで固めることはしなかった。このダイポールのマストは永久設置にはならないような気がしていて、後から単管を抜けるようにしたかたったため。
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尚単管の先頭はキャップで蓋をし、たるきクランプを取り付けそれに滑車を固定し、滑車にはロープを通してある。この単管の左後ろの流し台の左後ろに相手方の単管が見える。土地境界の関係上、両単管と真ん中の単管マストは一直線上にはなく、若干「への字」になっている。
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単管マストからクロスマウントで1mの25mmメッキパイプにてバラン設置ポイントを設定した。1mのメッキパイプの先にバランを設置することで「への字」を少しでも解消することを狙っている。
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DAY-2

バラン設置ポイントにアンテナワイヤを取り付けたバランを取り付ける。
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アンテナワイヤーにローディングコイルを取り付けて延長していく。
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アンテナワイヤーを完成させ、単管先端の滑車に取り付けてあったロープにアンテナワイヤー端の碍子を縛り付ける。出来上がったので張ってみる。
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アンテナアナライザーにて各バンドのアンテナ長さ調整を行う。それぞれのバンドでの追い込み周波数は以下の通り。
21MHz : 21.12MHz
7MHz : 7.08MHz
3.5MHz : 3.55MHz
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調整が出来たところで、同軸ケーブル処理を行う。同軸ケーブルはステーを使って配線する。
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同軸ケーブル処理終了。ダイポールアンテナの完成です。
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全景はこんな感じ。若干の逆V&への字ダイポール。
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同軸ケーブルをシャックに引いて、改めて測定した結果が以下。
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このアンテナに対して、FT-450Dのアンテナチューナーが起動した周波数範囲は以下の通り:
3.505 - 3.590 MHz
7.035 - 7.190 MHz
21.002 - 21.447 MHz

これにより、3.5MHzの最下バンド、7MHzバンドの全て、21MHzバンドの全てでオペレーション可能となった。

アンテナ性能の確認はこれからにあるが、運用可能周波数レンジはぐっと広がったのはとてもありがたい。

2021年11月15日 (月)

単管アンテナポール建設 DAY-3

DAY-3ではDAY-2で仮固定したアンテナを調整して、ポール先端に取り付ける。

まずはアンテナ調整。調整にはローカルのOMからお借りしたRig Expert AA-650を使う。
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これは超スグレモノで、5バンド一発測定をしてくれる。今回はFT-8 DX運用をメインに考えているのでその周波数で調整を行った。一点例外は28MHzで、CHV-5αは28.074はサポート範囲外となっており、エレメントをそこまで伸ばすことが出来ない。そこで、28MHz FM運用を想定し、29.10MHzから29.30を運用周波数範囲として29.20MHzに合わせた。仮固定では2以下の値となったので、アンテナチューナー前提でこれで良しとした(というか、これがほぼ最低値のアンテナのようだ)。
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32φメッキパイプ先端にとりつけた滑車でアンテナを引き上げるように、事前に取り付けてあるロープにアンテナを結び付けた。
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高所作業用の剪定梯子をセットし、梯子に登ってロープを引きながらアンテナを引き上げた。
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滑車で上げられるところまでアンテナを上げアンテナを仮固定する。アンテナ固定ネジが緩んだ状態で、手でアンテナをメッキパイプのトップまで押し上げ、本固定を行った。
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本固定をした後、メッキパイプトップに付けた自由クランプごと滑車を外した。
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次に、メッキパイプ全体を上に押し上げる。連結金具の単管パイプ側のネジを緩めて押し上げるのだが、落下防止用に引っ掛けクランプを連結金具の下に取り付ける。連結金具のネジを緩めて、メッキパイプ全体を上にスライドできるようにしてから、引っ掛けクランプのネジを緩め、メッキパイプと引っ掛けクランプの両方をもって(それぞれ左手と右手)全体を上に押し上げる。押し上げ切ったら、ひっかけプランプを固定し、全体が落下するのを防ぐ。この状態で、単管パイプ側の連結金具ネジを締め付ければ作業完了。
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メッキパイプを上げ切った状態。つまり完成した状態。
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アンテナを本固定した状態のSWR値。まぁ、こんなもんかな。
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引っ掛けクランプにステー用のステンレス針金を取り付け、地上の丸環杭とケーブル引き込み側のリングスクリューにターンバックルを使って固定する。
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丸環杭側のステー結線状態。ターンバックルが外れてもステーが残るようにステー端を丸環に結んでいる。
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家側のリングスクリューに張ったステーにはケーブルを配線する。
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以上にて完成。
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シャックからみたアンテナ。なかなか良い景色。
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3日かかって行ったアンテナポール建設作業。好天に恵まれて無事計画通り完了。

2021年11月14日 (日)

単管アンテナポール建設 DAY-2

DAY-1では単管支柱をたてるまで進んだ。DAY-2では単管支柱に4m単管とその先に32φメッキパイプを取り付け、アンテナ準備を進める。作業手順は以下を想定する。

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まずはセメントも固まったということで基礎コンクリート部分の埋め戻しをする。
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埋め戻しが完了。
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まず作業環境を整える。4m単管をコンクリートブロックの上に載せる。ブロックの上に段ボールを敷いて単管に余計な傷が付かないようにする。
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32φメッキパイプの先端に自由クランプを取り付けそこに滑車を取り付ける
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単管とメッキパイプを接続する支柱取り付け金具。2個使って両者を接続する。この金具はメッキパイプ側(細い方)を固定してから、単管側(太い方)を固定する。単管側を固定してからメッキパイプ側を取り付けることは出来ない。取り付けようとして、メッキパイプ側のネジを緩めると単管側の固定が外れてしまう。
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なので、メッキパイプ側を固定してから、メッキパイプ側が自重で下になるようにして単管側を固定した。
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単管側は仮固定。アンテナをメッキパイプに取り付けてから上にスライドさせるため。
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滑車にロープを通しておく。
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この状態の4m単管を支柱単管に自由クランプで固定する。
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固定順序を変えて、打ち込み丸環を地面に打ち込む。この丸環の長さは105mm。
Img05289_smallImg05290_small

一本目は地上50cmまで打ち込んだ。
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2本目は63cmまで打ち込んだ(これ以上入らない)。
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リングスクリューは梁に打ち込んだ。
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アンテナを4m単管に仮止めし、アンテナ調整を行う。
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バランを取り付ける前にケーブル接続と防水処理を行う。
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アンテナの仮固定。
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ここでDAY-2は終わり。アンテナ調整以降をDAY-3で実施の予定。

2021年11月13日 (土)

単管アンテナポール建設 DAY-1

単管にてアンテナポールの建設。乗せたいアンテナはComet CHV-5α、5バンドV字ダイポール。

基本的な構成は以下の通り:

● 2m単管を埋め込み基礎ポールとする
● 基礎ポールに4mの延長単管を取り付ける
● 延長単管はステンレス針金のステーで固定する
● 延長単管に32φのメッキパイプを取り付ける
● メッキパイプにCHV-5αを取り付ける
● 32φには滑り落ち止めとしてマスト支線止め金具をとりつける
● 32φは単管との連結ネジ(32φ側)を緩めることで若干の回転が可能とする

 

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2m単管の埋め込み方法は以下とする。

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このような設計図をもとに、まずは穴掘り。穴を掘る場所を決める。Img05239_small

スコップで穴掘りを進める。
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ある程度掘ったら大きな石が行く手を阻んだ。石の周りの土も硬い粘土層に変わった。これは古い地層なんだろうと思う。これ以上の掘削は無理のように思えた。
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この時点での深さは70cm。設計図は85cm。ただし、設計では砂利を10敷いてその上に単管を立てる想定なので、実行深さは75cm。砂利を薄く敷くことでこれで作業を進める事にする。
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砂利を薄く敷く。そもそも砂利の目的はフェンス基礎石の水平を出すためなので、必要最小限とする。
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砂利の上にフェンス基礎石を置き、水平が出るように調整する。
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水平が出たらフェンス基礎石の周りに土を入れる。その際、フェンス基礎石の穴に土が入らないようにフェンス基礎石にレジ袋を被せる。水平を確認しながら土を棒で突き固める。
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単管の地上に顔を出す部分に防食テープを巻く。これによりコンクリート端面の単管腐食を防止する。
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単管をフェンス基礎石に入れる。
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単管の垂直を確認しながらフェンス基礎石の穴に砂利を入れる。
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垂直を維持しながらセメントを穴に入れ、スコップと棒で突き固める。
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使ったセメントはインスタントセメント。20年以上使わずにしまってあったソリを使ってセメントを練った。
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フェンス基礎石の上にたまたま家にあった塩ビ付コンクリートパイプを単管に通して乗せた。
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コンクリートパイプにもセメントを充填し、余ったセメントで基礎石とコンクリートパイプの外周を固めた。
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単管の先端にキャップを付けて基礎単管の設置は完了
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以上でDAY-1は完了。DAY-2は基礎石やコンクリートパイプの周りを埋め戻し、4m単管を取り付けるのだ。

2021年11月 8日 (月)

凍結防止ヒーターの漏電

凍結防止ヒーターが漏電を起こしていた。

突然漏電ブレーカーが飛び、入れ直しても飛び続けた。
これはやばいということで、配電盤の配電先ごとのブレーカーをON/OFFして漏電先エリアを特定した。その後、そのエリアのコンセントを外してはブレーカーONして漏電ブレーカーが落ちるか否かを確認して漏電先を絞り込んだ。

絞り込まれた漏電先は給湯管の凍結防止ヒーター。
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このヒーター、サーモスタットが断熱材の外に出されている(断熱材最上部のところ)。つまり、給湯管の温度ではなくて外気温でON/OFFしている。これはマズイだろう。給湯管にお湯がながれていても、外気が低ければヒーターONになる。キャンバステープを剥がして断熱材を取り外す。
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はやり、過加熱して断熱テープが発泡スチロールに焼け付いているところがあった。
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ヒーター側も焦げてる。ヒーターには断熱テープっぽいものが巻かれているけれど、そのエッジ部分で焼け焦げたようだ。
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見事に断線している。この部分で漏電していたわけだ。

新しい凍結防止ヒーターを用意した。キャンバステープも。
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1.5メートルほどの給湯管に2メールのヒーターを巻いた。サーモスタットはヒーター中央にあって、それは給湯管に密着させた。
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付属の断熱テープを巻き付ける。
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余った断熱テープを地面側の穴に押し込んで断熱した。
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発泡スチロールを被せる。
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最後にキャンバステープを巻いて完成。
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2時間くらいの作業。しかし、元々巻いてあったヒーター自体がおかしい。なんでヒーターとサーモスタットが一体になっていないんだろう。電源コードの途中にサーモスタットがあってもこまるよね。

 

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