単管アンテナポール建設 DAY-3
DAY-3ではDAY-2で仮固定したアンテナを調整して、ポール先端に取り付ける。
まずはアンテナ調整。調整にはローカルのOMからお借りしたRig Expert AA-650を使う。
これは超スグレモノで、5バンド一発測定をしてくれる。今回はFT-8 DX運用をメインに考えているのでその周波数で調整を行った。一点例外は28MHzで、CHV-5αは28.074はサポート範囲外となっており、エレメントをそこまで伸ばすことが出来ない。そこで、28MHz FM運用を想定し、29.10MHzから29.30を運用周波数範囲として29.20MHzに合わせた。仮固定では2以下の値となったので、アンテナチューナー前提でこれで良しとした(というか、これがほぼ最低値のアンテナのようだ)。
32φメッキパイプ先端にとりつけた滑車でアンテナを引き上げるように、事前に取り付けてあるロープにアンテナを結び付けた。
高所作業用の剪定梯子をセットし、梯子に登ってロープを引きながらアンテナを引き上げた。
滑車で上げられるところまでアンテナを上げアンテナを仮固定する。アンテナ固定ネジが緩んだ状態で、手でアンテナをメッキパイプのトップまで押し上げ、本固定を行った。
本固定をした後、メッキパイプトップに付けた自由クランプごと滑車を外した。
次に、メッキパイプ全体を上に押し上げる。連結金具の単管パイプ側のネジを緩めて押し上げるのだが、落下防止用に引っ掛けクランプを連結金具の下に取り付ける。連結金具のネジを緩めて、メッキパイプ全体を上にスライドできるようにしてから、引っ掛けクランプのネジを緩め、メッキパイプと引っ掛けクランプの両方をもって(それぞれ左手と右手)全体を上に押し上げる。押し上げ切ったら、ひっかけプランプを固定し、全体が落下するのを防ぐ。この状態で、単管パイプ側の連結金具ネジを締め付ければ作業完了。
引っ掛けクランプにステー用のステンレス針金を取り付け、地上の丸環杭とケーブル引き込み側のリングスクリューにターンバックルを使って固定する。
丸環杭側のステー結線状態。ターンバックルが外れてもステーが残るようにステー端を丸環に結んでいる。
家側のリングスクリューに張ったステーにはケーブルを配線する。
3日かかって行ったアンテナポール建設作業。好天に恵まれて無事計画通り完了。
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