屋根裏ダイポールと屋外ダイポールの比較
単純には比較できないけれど、屋根裏ダイポールと屋外ダイポールの比較データを残しておく。
14MHzのダイポール(W8010の14/28)は屋根裏に張っていて青線の向きに地上高約4メートルで張っている。一方W8010の片割れの3.5/7/21は屋外に赤字の向きに地上高約7メートルに張っている。
赤線の屋外ダイポール(W8010の3.5/7/21と10MHzダイポール)。
切り替え前後のWaterfallの様子。オレンジ色の線のところで屋外アンテナから屋根裏アンテナに切り替えている。
主な観測ポイントは以下の通り。
341Hz: Fiji 13dB -> 5dB (-8dB)
878Hz: Argentine -8dB -> -20dB (-12dB)
966Hz: Argentine 1dB -> -9dB (-10dB)
1444Hz: Argentine -4dB -> -13dB (-9dB)
1939Hz: Argentine 9dB -> -1dB (-10dB)
2606Hz: China -13dB -> -21dB (-8dB)
アンテナ切り替えしたことで受信できなくなった局もある。方位が違うこともあるけれど、いずれの信号も低下しているので方位の差というよりも屋内・屋外の差とみるのが良いように思う。ということでこれは結構切ない結果である。
言い換えれば屋根裏アンテナを屋外に設置し直せば、10dB程度の性能改善が得られることを示唆している。
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