6M ロータリーダイポールの製作
6Mのロータリーダイポールを作る。
塩ビパイプをセンターに両側にアルミパイプを伸ばす構造にした。以下が図面。
卓上ボール盤が欲しいところだけれども手元のハンドドリルで製作作業を実施。
アルミパイプとの導通を得るために、ナット側の穴はφ8を開けてナットが塩ビパイクを貫通するようにした。これでナットはアルミパイプに直接接続することになる。
エレメント延伸部分は、φ15mmのアルミパイプの中にφ11.5mmのアルミパイプを挿入する。この延伸部分でのアルミパイプ固定にはφ15mmのスプリングバンドを応用した。このスプリングバンドはホース固定用で、バイク整備用に購入したもの。
まずφ15mmのパイプに3mmネジ用ナットが入る6mmの穴を開ける。以下の写真がその穴にナットを入れたところ。
このナットの上にスプリングバンドを被せ、ナットがバンドの穴の下に来るようにセットする。
延伸部分の長さを決めてから、ナットにネジ締め込む。これでφ15mmパイプにφ11.5mmパイプが固定される。
バラン取り付けネジからエレメント先端までを1300mmと仮固定してSWRを測定してみた。
アンテナアナライザーRig Expert AA-1500 ZOOMでの測定結果がこれ。
SWR特性はこんな感じになっている。しかし、なんで山あり谷ありのこんな変な特性になっているんだろう。
同じバランでワイヤーダイポールでは以下の通りで、こんなグラフにならず。低い周波数側に若干の肩はあるものの谷が一つ。
そういえば、、、アルミパイプ表面はアルマイト処理されていて、確かアルマイトは絶縁体のはず。。つまり、パイプを継ぎ足して延伸しているんだけれどもDC的には繋がっておらず、一本の導体エレメントにはなっていないかも。これが悪さをしているかもしれないと思った次第。実際テスターで測ってみると表面は絶縁されている。
そこでアルミパイプ表面を磨いてアルマイト層を落としてみた。まずは延伸側の細いパイプの外側を磨く。
延伸される側のパイプ内側も磨く。これでアルマイトは剥がれてアルミ表面が露出した(はず)。
更に締め付けネジも2つにして、組み立て直してみた。そのSWRがこれ。
ワイヤーダイポールと同じ波形になった。つまり、ワイヤー同様一本の導体エレメントとして機能するようになったんだと思う。
全ては「アルミパイプは導体」っていう思い込み。表面加工にご用心ってことだ。
次はバランを自作してその特性を調べてみたいと思う。
つづく。。。。
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