AA-1500 ZOOMでキャパシタ測定
RigExpertのアンテナ・ケーブル アナライザー AA-1500 ZOOMを使ってキャパシタを測定してみたのでその記録。
AA-1500はR・XチャートにてLC素子の測定が出来るとある。で、実際に行ってみた。測定に先立って測定クリップを作成した。Mコネクターのメスにクリップを半田付けした。
このMコネクターをAA-1500に接続した。コネクター変換アダプターがちょっとコテコテになっているがしょうがない。
測定に使ったキャパシタは以下のキットを使った。精度がどの程度のものか分からないけれど、大体の目安にはなると思う。
AA-1500のマニュアルによるとキャパシタの値をQ=-25からQ=-100の間で読むように(そう解釈したけれど)と書かれている。そこでQ=-25とQ=-100で測定値を取得した。キャパシタはそれぞれの容量で1個だけを測定した。
Q=-25 | Q=-100 | |
100pF | 191.5 | 99.1 |
330pF | 374.6 | 230.5 |
680pF | 650.7 | 465 |
1000pF | 873.7 | 674.4 |
2200pF | 2200 | 1900 |
4700pF | 4700 | 4400 |
10000pF | 9000 | 8900 |
結果を見ると330pF以上ではQ=-100にてキャパシタの表示容量の10%以内の誤差で値が得られている。100pFはQ=-25で191pFとちょっと様子が違うので別のキャパシタで測ってみた。
このキャパシタでも様子は一緒だったので、キャパシタンスが小さくなるとこういった傾向になるのかもしれない。
Q=-25 | Q=-100 | |
100pF | 189.1 | 97.2 |
とりあえずCメーターとして使えそうな気がする。
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