登山用2mアンテナ ヘンテナ製作 その1
登山時に使える2mアンテナを作ってみた。作ったアンテナはヘンテナ。
CQ出版のアンテナハンドブックによると、ヘンテナは3~4エレ八木に相当するゲインを持った8の字形の指向性を持っている。直感的は違和感があるけれども、アンテナを横置きした場合に垂直偏波となる。作り方も簡単とのことでトライしてみた。リュックの中に入る大きさに折りたためることを目指した。
まずは完成した状態。カメラ三脚に固定してみた。中央のポールはプラスチック製。
このアンテナは収納時にはこんな感じになる。それぞれのパーツの長さは40㎝以内としているのでリュックにも十分に入る。
製作工程は以下のとおり。基本寸法はCQ出版社のアンテナハンドブック記載内容から拾った。
まずは部材の切り出しから。995cmのアルミ板棒を4本買ってきた。これを図面右側の4パターンに切り出しを行った。
このアルミ板棒は表面がアルマイト処理されている。アルマイトは絶縁体なので、接続部分をヤスリで削り電気的接続を確保する。
給電点はM型メスコネクタに1.6mm単線を半田付けし両端にクリップを取り付けてエレメントに接続している。
アンテナアナライザーでSWRを見ながらクリップ位置を調整する。とりあえず25cmあたりで145MHzにてボトムとなった。
まだまだ調整が必要だしアンテナの固定方法を考えないといけないけれど、とりあえず持ち運び可能な2mハイゲインアンテナの基本部分が完成した感じ。
まずはバラン無しで追い込んでみる予定。
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