Intel スマートサウンドテクノロジーとオーディオデバイス検出の相性
WIRES-Xでちょっとした問題に遭遇。考察結果を備忘録として以下に記録。
某AcerのノートPCにWIRES-Xをインストールしたところ、オーディオデバイスが接続されていないってことで起動できない。この状態で、マイクスピーカーコンボジャック(4端子ジャック)にピンジャックを差し込むとこの問題が解消されてWIRES-Xが起動できる。
ピンジャックを差し込む前は、ピンジャックを担当するオーディオデバイスとしてのRealTekマイクデバイスが未接続となっている。ピンジャックを差し込むと接続済みになる。
どうやらWIRES-XはRealTekマイクデバイスが未接続状態で「オーディオデバイスの接続が無い」と言ってきて、RealTekマイクデバイスが接続状態で「オーディオデバイスの接続が有る」と判断するようだ。
一方、このノートPCにはIntelスマートサウンドテクノロジーデバイス、つまり専用DSPが実装されていて、PC内蔵マイクや内蔵スピーカーはそのデバイスに繋がっている(ようだ)。オーディオデバイスドライバーを使う限り、アプリ的にはスマートサウンドテクノロジーを介しているか否かは透過的になっているはずなので、WIRES-Xのサウンドもスマートサウンドテクノロジーで動作するはずだ。
どうやら問題はWIRES-Xがこのスマートサウンドテクノロジーデバイスをオーディオデバイスとして認識(判別)することが出来ないことらしい。なので、何でも良いのでWIRES-Xが認識(識別)できるオーディオデバイスを接続状態にしてあげれば良いということだ。これを行うにはノートPCのマイクスピーカーコンボジャックにピンジャックを差し込んで(実際に外部マイクや外部スピーカーを接続する必要はない)RealTekオーディオデバイスを活性化すればよい。少なくともこのノートPCではピンジャックを差し込むだけでRealTekは活性化する。
仮にこのスマートサウンドテクノロジーをアンイストールしたとしたら、PC内蔵マイクとスピーカーが使えなくなるので嬉しくはない、というか結局は外付けマイクとスピーカーを繋がないといけないことになるので、上記ピンジャック接続作業より負担が増える。これらから、ピンジャック差し込み以外に対応方法はないのかもしれない。
今後のWIRES-Xのバージョンアップに期待したい。
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