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2022年10月24日 (月)

FT3DによるAPRS実験

FT3Dを使ってAPRSによるトラッキングの実験を行ってみた。

実験地は神奈川県大和市。使用したリグはFT3D+標準ホイップで、出力はHIGH(5W)。

まずは144.64/1200bpsにセットしてビーコンを受信してみた。ほとんど聞こえない。1時間ほどの受信で1局しか入感しなかった。次に144.66/9600bpsにて受信してみた。こちらでは頻繁にビーコンが受信できた。144.66の方が利用者が多いだろうと判断して、実験は144.66で行う事にした。

実験と言ってもFT3Dを持って近所を歩くだけ。ビーコン送信インターバルは2分とした。近所を一周してきて、Google Map APRSを見てみたが、自分の軌跡が表示されない。FT3Dをポケットに入れて歩いたが、これがいけなかったのか?

ということで、再びFT3Dを持って出かけた。今度は交差点ごとでFT3Dを持った手を伸ばし、手動でビーコン送信を行った。結果がこれ。Photo_20221024180601
合計9ヵ所で送信を行ったが記録されたのは4地点だけ。そもそも自分のビーコンは誰が受信していのだろう?

Google Map APRSは優れもので、自分のビーコンがインターネットに送り込まれた経路がわかる。

Datapath
なんと、高尾さんにあるデジピーターを介して、狛江市にあるI-Gateからインターネットに送り込まれているようだ。

高尾山に設置されているデジピータの情報。アンテナ高が330mとあるのは標高だろうと思う。範囲が121.1km。さすが高尾山。FT3D+本体ホイップの電波がここで拾われていることを考えるとポケットにいれたまま(体に密着した状態)では難しいことが想像できる。
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狛江市のI-Gate。アンテナ高24m。立派なタワーが目に浮かぶ。
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この実験で大体の様子が分かった。この仕組みを山岳移動に適用した場合、出力やビーコン送信インターバル等によるバッテリー消費も考慮して、サービスエリアも含めてどの程度の運用が出来る物なのか、今後の実験テーマとしたい。

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