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2023年6月24日 (土)

軽トラ搭載7MHz 1/4λホイップの考察

軽トラに搭載した7MHz 1/4λ垂直ホイップアンテナについて改めて検証したのでその記録。

軽トラ搭載7MHz 1/4λ垂直ホイップアンテナは17段FRPポールの3段目根元にワイヤーを取り付けて垂直ホイップとして構成した。けれども、ワイヤーの長さが7メール台とあまりに長さが短いのが疑問だった。でもこの長さでSWRは1.0まで落ちている。

たまたまなんだけれど、自分がゲットしたFRPポールの先端6段はカーボンファイバーであることが判明。つまり先端6段は導体なわけだ。これがワイヤーが短くなっている原因だろうということで寸法検証を行った。

まず、ワイヤーの取り付け位置はポール先端から246㎝の所に設定していた。これは3段目の根元になる。

Photo_20230624194101

ワイヤー先端取り付け部から3段下(つまり6段目)まではカーボンファイバーだ。その長さは271㎝ある。ここでワイヤーとカーボンファイバーポール間でAC結合されていることになる。

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この状態のままワイヤー終点までポールを延伸した。調整の結果ワイヤー長さは786㎝となった。その結果、ポール先端からワイヤー終点までの全長は1032㎝となった。

Photo_20230624193302

ワイヤーの長さ調整調整は両端をギボシ端子(オスとメス)にしたケーブル片を継足しながら行った。

Img02478_small

ケーブル終端は同軸ケーブル接続ボックスに繋いでいる。ボックスのアース側は軽トラ荷台に接続している。

Img02468_hdr_small

IC-705のSWRグラフでSSB周波数帯はほぼほぼSWR1.0になっている。

Img02467_hdr_small

以上をまとめると、ワイヤーとカーボンファイバー部分で1032㎝長のアンテナとして機能していると判断できる。7.100MHzの1/4波長は1056cmなので、短縮率は1032/1056=0.977と計算できる。

案外、カーボンファイバー部の中間点にワイヤー先端を固定しているのがミソなのかもしれない。これにより、ワイヤーとカーボンファイバー部分とのAC結合がしっかり取れる上に、ワイヤーより先のカーボンファイバー部分がワイヤーの延長として機能できているのだろう。

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