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2023年11月21日 (火)

1.8MHzアンテナ用ローディングコイルの製作 - その2

ローディングコイルを7MHzバーチカルアンテナに取り付けて、共振周波数を探ってみた。

Img05716_small

まずはローディングコイルをそのままアンテナのベースに取り付けて共振周波数を測定。
20112023_133533

へんなヒゲが乗っかってるけれど、共振周波数としては1.614MHzとでた。どうやらインダクタンスが思ったよりも高めのようだ。

そこで調整用のクリップを取り付けて目標周波数1.860MHzとなる点を探った。

Img05717_hdr1_small

20112023_135233

1.854MHzで共振するポイントを見つけた。コイル2段目の真ん中あたりだ。

計算ツールでは以下の見積をしていたので、このポイント103.5uHなんだろうと思う。実際にこのポイントでのインダクタンスをマルチファンクションテスターで測ってみた。

Img05749_hdr_small Img05750_hdr_small

ちゃんと0.1mHと表示するではないか。つじつまが合う。

ちなみにコイル全体の場合はマルチファンクションテスターは0.14mHと表示していた。ちなみに今回のアンテナの共振周波数を1.6MHzとする場合のローディンコイルのインダクタンスは142.7uHとなる。つじつまが合う。
Total height of antenna : 33.8feet = 10.3meter
Distance from antenna base to the center of the coil : 0 (base loading)
Diameter of the conductor : 0.047inch = 1.2mm
Required Inductance 142.7 microhenries

ちなみに142.7uHのベースローディングコイルを取り付けた場合のアンテナ長は7.46mとなる。
Distance from antenna base to the center of the coil : 0 (base loading)
Diameter of the conductor : 0.047inch = 1.2mm
Operating frequency : 1.86MHz
Total height of antenna :24.5feet = 7.46meter

ということで、インダクタンスは計算通りに作ってもその通りにならない場合があることが分かった(気がする)。

その他の環境要因によって、共振周波数がどのように変化するか分からっていないので、とりあえず大型クリップを取り付けてインダクタンスを調整可能なスタイルのままにしておこうと思う。

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