Comet CAT-300が届いた
CQオームからComet CAT-300が届いた。
CAT-300を購入したのはIC-705+DXV200Lサムウエイ・リニアアンプの構成でアンテナチューナーが必須だから。今までは想定運用中心周波数にチューニングしたアンテナとオートアンテナチューナー付きのFT-450での運用が前提だったがDXV200Lにはアンテナチューナーが実装されておらず、SWR=3.0では保護回路が働いて出力が出なくなる。想定運用中心周波数の前後で運用している限りでは問題がないが、QSO相手局が想定範囲外の周波数で運用している場合には具合が悪い。
先日は3.605MHzでのQSOがあったが、これは全くの想定外だった。というのも3.5MHz帯は3.56MHz辺りを中心周波数に設定したからで、3.605MHzではDXV200Lの保護回路が働いてしまったのだ。
そこでアンテナチューナーとしてCAT-300をゲットしたわけだ。
CQオームから届いた箱を開けるとCAT-200が入っていた(当たり前)。
エアパッキンで包まれたCAT-300の上に取扱説明書+保証書が。
この保護シートを貼って、メータ―照明電源を入れた様子はこんな感じになる。ちなみに保護シートは目視不可能。
さて、3.56MHzあたりの様子を見てみる。まずは、CAT-300を入れない状態はこんな感じ。ダイポールアンテナは3.670MHz辺りに調整できていることがわかる。
CAT-300にて3.55MHzあたりにSWRの底が来るようにチューニングしてみた。SWR=1.1に落とすことができて、運用可能周波数帯が低いところに移動した。これはありがたい。
次にCAT-300を3.602MHzに合わせてみた。ここではCAT-300のバンド切り替えスイッチは3.8MHzレンジで調整した。というのも3.5MHzレンジよりも3.8MHzレンジの方が、より低いSWRになったため。
一応、3.602MHzでSWR=1.7に調整ができ、その状態で3.599~3.612MHzバンド全体はSWR=2.0以下で収まった。
次に3.662~3.687MHzバンドの動作を確認した。3.670MHzでSWR最低値として1.9に調整してバンド全体のSWRを確認した。3.686MHzではSWR=2.2とちょっと高めではあるがDXV200Lの保護回路を動作させない範囲(SWR=3以下)での運用が可能ではあることはわかった。
とりあえずCAT-300を使えば、3.57MHzに合わせ込んだ短縮ダイポールにて、3.599~6.612MHzバンドと3.662~3.687MHzバンドの運用がDXV200Lにて可能となることを確認した。
« 中国製Multi Function Tester TC1のインダクタンス測定性能について | トップページ | 自局APRS I-Gatewayのサービス範囲 »
「無線と実験」カテゴリの記事
- SONATE-2を使った通信(2025.03.18)
- サテライトデジピーターからの信号 (2025.03.03)
- WIRES-Xのルームでの写真ファイルの取扱い(2025.02.05)
- IC-705にHL-62Vを繋ぐ(2025.01.19)
- WIRES-Xで入力デバイスが設定出来ない件(2024.12.22)
「ツールの使い方」カテゴリの記事
- Windows10の起動不良対応の備忘録(2025.02.20)
- WIRES-Xのルームでの写真ファイルの取扱い(2025.02.05)
- Chrome Remote DesktopでクライアントPCにて右シフトキーが使えない件(2024.12.30)
- WIRES-Xで入力デバイスが設定出来ない件(2024.12.22)
- NTT ONU+ホームゲートウエイの初期化(2024.08.19)
「製品レビュー」カテゴリの記事
- Google Pixel 8aのカメラ機能ーズームについて(2025.01.07)
- Lenovo Mini TowerのスリープとACラインオフ及びリモートアクセスの関係(2023.12.15)
- Comet CAT-300が届いた(2023.12.06)
- WiFi速度測定(2023.07.27)
- IC-705のレピーターリスト更新(2023.02.01)
« 中国製Multi Function Tester TC1のインダクタンス測定性能について | トップページ | 自局APRS I-Gatewayのサービス範囲 »
コメント