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2023年12月 6日 (水)

Comet CAT-300が届いた

CQオームからComet CAT-300が届いた。

CAT-300を購入したのはIC-705+DXV200Lサムウエイ・リニアアンプの構成でアンテナチューナーが必須だから。今までは想定運用中心周波数にチューニングしたアンテナとオートアンテナチューナー付きのFT-450での運用が前提だったがDXV200Lにはアンテナチューナーが実装されておらず、SWR=3.0では保護回路が働いて出力が出なくなる。想定運用中心周波数の前後で運用している限りでは問題がないが、QSO相手局が想定範囲外の周波数で運用している場合には具合が悪い。

先日は3.605MHzでのQSOがあったが、これは全くの想定外だった。というのも3.5MHz帯は3.56MHz辺りを中心周波数に設定したからで、3.605MHzではDXV200Lの保護回路が働いてしまったのだ。

そこでアンテナチューナーとしてCAT-300をゲットしたわけだ。

CQオームから届いた箱を開けるとCAT-200が入っていた(当たり前)。
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エアパッキンで包まれたCAT-300の上に取扱説明書+保証書が。
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箱から出すとこんな感じ。
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CQオームはオマケとしてメータ保護シートを付けてくれた。
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この保護シートを貼って、メータ―照明電源を入れた様子はこんな感じになる。ちなみに保護シートは目視不可能。
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さて、3.56MHzあたりの様子を見てみる。まずは、CAT-300を入れない状態はこんな感じ。ダイポールアンテナは3.670MHz辺りに調整できていることがわかる。
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CAT-300にて3.55MHzあたりにSWRの底が来るようにチューニングしてみた。SWR=1.1に落とすことができて、運用可能周波数帯が低いところに移動した。これはありがたい。
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次にCAT-300を3.602MHzに合わせてみた。ここではCAT-300のバンド切り替えスイッチは3.8MHzレンジで調整した。というのも3.5MHzレンジよりも3.8MHzレンジの方が、より低いSWRになったため。
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一応、3.602MHzでSWR=1.7に調整ができ、その状態で3.599~3.612MHzバンド全体はSWR=2.0以下で収まった。
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次に3.662~3.687MHzバンドの動作を確認した。3.670MHzでSWR最低値として1.9に調整してバンド全体のSWRを確認した。3.686MHzではSWR=2.2とちょっと高めではあるがDXV200Lの保護回路を動作させない範囲(SWR=3以下)での運用が可能ではあることはわかった。
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とりあえずCAT-300を使えば、3.57MHzに合わせ込んだ短縮ダイポールにて、3.599~6.612MHzバンドと3.662~3.687MHzバンドの運用がDXV200Lにて可能となることを確認した。

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