TWELITEでソーラーパワーを使う
TWELITEでソーラーパワー(TWE-EH SOLAR)無線マイコンTWELITE用ソーラー電源管理モジュールを使う。
ソーラーパワーの使い方はネットに書かれているけれど情報が拡散していてなかなか分かりにくい。
まずは無線タグアプリ(App_Tag)をインストールすることが必要だと分かった。最新のTWELITE Stageをダウンロードする。古いままでやっていたら何が何だかわからなくなった。。。。
最新版のTWELITE Stageを使用すること。
で、TWELITE_Stage.exeを使ってTWELITE APPSビルド&書換を実行した。インストールするのは、子機(DIP)はApp_Tag_EndDevice_Input、MONO_StickはApp_Tag_Parent_MONOSTICKだ。
App_TagをDIPにインストールしたけれどインタラクティブモードに移行しない。
どうやらM2をグランドに落とさないといけないようだ。M2がオープンのままだとOTAモードが働くと書いてある。なんだかちょっと違うような雰囲気だけれども、M2をグランドに落とさないとインタラクティブモードにならない事に変わりはない。
で、M2をグランドにおとしてみたらインタラクティブモードのメニューが現れた。
OTA(On The Air)をPORで起動しないようにするにはオプションビット ?????4?? を設定しろとある。現時点のオプションビットの値が0x00000011だから0x00000411に設定すればよいのだろう。
しかし、Optionを00000411にしてもやっぱりM2をGNDに落とさないとインタラクティブモードに入れない。
App_Tagで子機をインタラクティブモードにするにはM2をGNDに接続すること。通常動作に戻すにはM2をOPENにすること。
この操作を実行するために簡易的にR2にスイッチをつけた。
子機をインタラクティブモードにしてSleep Durを(2000) 2秒にした時のMONO Stickのアウトプット。この画面はMONOSTICKのターミナル画面。MONOSTICKは1秒間隔でモニター結果をターミナルに出力するようだ。tsとはTimeStampだと思う。起動(リセット)直後はts=1でそこからインクリメントされていく。子機からの信号を受信するとその結果を表示する。以下の表示結果はMONOSTICKのOption Bitsを0x00000000に、子機(DIP)のSensor Modeを0x11に設定した場合の表示フォーマットだ。ちなみにこのモニター時にはアナログ温度センサーとしてMCP9700を取り付けてある。
::ts=2270
::rc=80000000:lq=132:ct=00CD:ed=810CCAC2:id=0:ba=3060:te=1090:a0=2467:a1=709
::ts=2271
::ts=2272
::rc=80000000:lq=135:ct=00CE:ed=810CCAC2:id=0:ba=3060:te=1110:a0=2467:a1=711
::ts=2273
::ts=2274
::rc=80000000:lq=132:ct=00CF:ed=810CCAC2:id=0:ba=3060:te=1090:a0=2467:a1=709
::ts=2275
::ts=2276
::rc=80000000:lq=132:ct=00D0:ed=810CCAC2:id=0:ba=3060:te=1090:a0=2467:a1=709
::ts=2277
::ts=2278
::rc=80000000:lq=132:ct=00D1:ed=810CCAC2:id=0:ba=3060:te=1060:a0=2467:a1=706
::ts=2279
::ts=2280
::rc=80000000:lq=132:ct=00D2:ed=810CCAC2:id=0:ba=3060:te=1060:a0=2467:a1=706
::ts=2281
::ts=2282
::rc=80000000:lq=132:ct=00D3:ed=810CCAC2:id=0:ba=3060:te=1090:a0=2467:a1=709
::ts=2283
::ts=2284
::rc=80000000:lq=132:ct=00D4:ed=810CCAC2:id=0:ba=3060:te=1090:a0=2467:a1=709
::ts=2285
::ts=2286
::rc=80000000:lq=132:ct=00D5:ed=810CCAC2:id=0:ba=3060:te=1090:a0=2467:a1=709
::ts=2287
- rc: 中継機のSID(中継していない場合は0x80000000)
- lq: LQI
- ct: 続き番号
- ed: 子機のSID
- id: 子機論理デバイスID
- ba: 子機の電源電圧
- te: 温度(℃)×100
- a0: AI1(mV)
- a1: AI3(mV)
なおSensor Modeの設定値は以下の通り。
センサーNo. | センサー | 固有パラメータ |
---|---|---|
0x10 | アナログセンサー | なし |
0x11 | LM61(アナログ温度センサー) | 温度にかけるバイアスを設定します。1℃上昇させるには100に設定します。値域は-32767~32767の間で設定できます。 |
0x31 | SHT21(温湿度センサー) | なし |
0x32 | ADT7410(温度センサー) | なし |
0x33 | MPL115A2(気圧センサー) | なし |
0x34 | LIS3DH(3軸加速度センサー) | なし |
0x35 | ADXL34x(加速度センサー) | 「ADXL34xの動作モードとパラメータ」を参照 |
0x36 | TSL2561(照度センサー) | なし |
0x37 | L3GD20(ジャイロセンサー) | なし |
0x38 | S11059-02DT(カラーセンサー) | なし |
0x39 | BME280(温度、湿度、圧力センサー) | なし |
0x3A | SHT3x(温湿度センサー) | なし |
0x3B | SHTC1(温湿度センサー) | なし |
0x61 | MAX31855(温度センサー) | なし |
0xD1 | 複数I2Cセンサモード | 設定についてはこちらを参照してください |
0xFE | 押しボタン | パケットを送信するタイミングを設定します。 0:DI1(DIO12)の立ち下がりを検出する 1:DI1(DIO12)の立ち上がりを検出する 2:DI1(DIO12)で立ち下がり、DI2(DIO13)で立ち上がりを検出する 4:TWELITE SWING用設定(起動後ただちにパケット送信し、スリープを行わない) ※ 1に設定したときは DI1 のプルアップが停止されます。 |
::ts=3158
::rc=80000000:lq=132:ct=002E:ed=810CCAC2:id=0:ba=3050:a1=2467:a2=0701:te=2006
::ts=3159
::ts=3160
::rc=80000000:lq=141:ct=002F:ed=810CCAC2:id=0:ba=3050:a1=2467:a2=0701:te=2006
::ts=3161
::ts=3162
::rc=80000000:lq=141:ct=0030:ed=810CCAC2:id=0:ba=3050:a1=2467:a2=0701:te=2006
::ts=3163
::ts=3164
::rc=80000000:lq=141:ct=0031:ed=810CCAC2:id=0:ba=3050:a1=2467:a2=0701:te=2006
::ts=3165
::ts=3166
::rc=80000000:lq=141:ct=0032:ed=810CCAC2:id=0:ba=3050:a1=2467:a2=0699:te=2006
::ts=3167
::ts=3168
::rc=80000000:lq=141:ct=0033:ed=810CCAC2:id=0:ba=3050:a1=2467:a2=0701:te=2000
::ts=3169
::ts=3170
::rc=80000000:lq=144:ct=0034:ed=810CCAC2:id=0:ba=3050:a1=2467:a2=0701:te=2006
::ts=3171
::ts=3172
::rc=80000000:lq=144:ct=0035:ed=810CCAC2:id=0:ba=3050:a1=2467:a2=0701:te=2006
::ts=3173
ATD7410(Sensor Mode=0x32)のデータフォーマット以下のとおり。ちなみにこの実験時の室温はおよそ20℃だった。
- rc: 中継機のSID(中継していない場合は0x80000000)
- lq: LQI
- ct: 続き番号
- ed: 子機のID(MACアドレスの下8桁)
- id: 子機論理デバイスID
- ba: 子機の電源電圧
- a1: AI1(mV)
- a2: AI3(mV)
- te: 温度(℃)×100
どうやらApp_Tagで温度測定ができそうだ。子機(DIP)のSleep Durを長くすればそれだけ省電力となる。
さて、これにソーラー電源管理ユニットをつないで様子をみてみる。
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