4:1バランの製作
4:1バランを作った。目的は21MHzのデルタループアンテナの実験をするため。
作るに当たってJARLの技術資料を参考にした。ざっくり4:1の原理は、インピーダンスZのコモンモードチョークコイル2個を入力(同軸)側は並列に、出力(アンテナ)側は直列に繋ぐから、入力側はZ/2、出力側は2Zになって、インピーダンス比は1対4になるという事と理解した。
トロイダルコアはこの技術資料で使っているFT-114-43が手元にあったのでそれを使用。銅線は0.8mmのポリウレタン銅線/2UEW。
トロイダルコアに銅線ペアを2セット、コアの半分に5ターンずつ巻く。
コイル端をカットし、サンドペーパーでウレタン被を剥がし、結線。
これをバラン用のケースに取り付ける。出力側両端を200Ω抵抗で終端する。
4:1バランとして機能することをRig Expertで確認。
結果は以下の通り。この結果はバランケースの置き方などによって変動するので大体の値としてみる事になるけれども、ほぼ50Ωとなっており4:1バランとして機能していることがわかる。
これでアンテナの製作に進むことができる。
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