汎用JPドメイン名の登録申請を行う際には、「登録者番号」という番号が必要となります。これは REG~で始まるドメインの登録者情報の管理番号です。登録者番号は、ドメインの管理事業者でご確認いただけます。
ドメイン@niftyの移管ガイドは以下が書かれており、移管先としてJPDirectを推奨している。
移管先として、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)が運営するJPDirectをおすすめしております。
移管のお知らせにあるJPDirectへの移管手順を読む限り、登録者番号の記入は不要のようだ。これって、登録者番号を意図的に隠してJPDirectへ誘導するようにしているのか??って疑念を抱かせる建付けだ。
捨てる神あれば拾う神あり。幸いな事にムームードメインでは登録者番号が検索できる。
汎用JPドメインの移転はコントロールパネルで行うことができます。ログインしてコントロールパネルを開きます。コントロールパネルでログインするためには、事前に【ユーザー登録】しておく必要があります。
1. 【 コントロールパネルメニュー 】 の 【 指定事業者の変更 】 を選択します。
2. 【 登録者番号 】 を入力し、【 変更後公開連絡窓口番号 】 を選んで 【 指定事業者変更申請 】 ボタンをクリックして下さい
※ 【 登録者番号 】 がわからない場合は、ドメイン名から調べることができます。
3. 【 申請完了画面 】 が表示されます。また、ユーザー登録時のメールアドレスに 『 指定事業者変更申請完了 』 のメールをお送りいたします。
つまり、ムームードメインは何らかの事情で登録者番号を登録者に教えないドメイン管理事業者からの移管を手助けしてくれるわけだ。アカウントがあればドメイン管理メニューの指定事業者の変更コントロールパネルに入れる。そこに登録者番号検索があるのだ。ここでドメイン名を入力すればその登録者番号が得られる。つまり自分のドメイン名のAuthCodeが分かれば、登録者番号はここで調べられるので移管申請が出来るってわけだ。
で、早速移管申請をしてみた。ムームードメインから即メールが以下の内容で飛んできた。
変更申請は完了するまでに最大で10日間掛かります。
申請の承認・不承認はメールでお知らせ致します。
変更完了までしばらくお待ちくださいませ。
後は待つばかり、、、、
2月9日15時に指定業者変更完了のメールがムームードメインから届いた。
で、早速確認。
pathpilot.jpはムームードメインの管理下にある。
でもネームサーバーが廃止予定のniftyのままなので、これをムームーDNSに変更する。
でもムームーDNSが選べない。ムームーDNSでのセットアップが必要のようだ。
pathpilot.jpのムームーDNSの処理欄の利用するボタンをクリックする。
そうするとDNS利用設定が行われる。
ムームーDNSのセットアップ情報変更が以下のように変化する。
ここでカスタム設定をクリックする。未設定ボタンをクリックすると以下の表示になる。つまり、サービス情報をセットするのが先だと言ってる。
ここで変更をクリックする。設定1はムームードメインの管理下にあるサービス用で、それ以外設定2で設定を行うようだ。
設定2で行いたい事はwww.pathpilot.jpをpathpilot.cocolog-nifty.comにリダイレクトすること。で、設定2をそのように設定する。詳しい設定方法はドメイン@niftyのココログドメインマッピングにガイドに記載がある。
ここでのパラメータ設定はムームーのサポート情報の入力例にも書かれている。CNAMEはwwwだけでいいようだ。この記入例ではCNAMEとしてwwwを設定すれば、www.pathpilot.jpが「内容」に入力したpathpilot.cocolog-nifty.comのエイリアスとなると解釈した。
この操作によって以下のようにカスタム情報が設定された。
まとめると、www.pathpilot.jpはNifty上の自分のブログURLであるpathpilot.cocolog-nifty.comにリダイレクトされるよう、ネーム―サーバーが設定されたわけだ。
そもそもCNAMEって何なのか。幾つかの参考ページがあるのでそれをまとめると、「内容」に書かれているURLのエイリアスとしてサブドメインを設定する、そのデータ種別がCNAMEのようだ。今はwww.pathpilot.jpをpathpilot.cocolog-nifty.comのエイリアス(同じIPアドレス)に設定したいので上記の設定を行ったわけだ。
これで設定が終わったのでムームーDNSへの変更準備が整った(と思う)。
ここでムームーDNSに変更する。
変更する前はniftyのDNSになっている。
これをムームーDNSに変更する。
ネームサーバー設定変更をクリック。
これでOKをクリックする。
変更が完了。
ネームサーバーも設定済みになっている。
無事完了したようだ。
後は、これでブログにアクセスできることを確認することになる。
暫くして確認したら、ちゃんとアクセスが出来ていた。
WHOISも変更されている。
最後の作業はドメイン@niftyで取得したドメインの解除だ。ドメイン管理に入り、設定をクリックする。
管理対象のドメイン画面になる。
右メニューのドメイン設定の解除をクリックするとドメイン解除メニューになる。
心配なのは赤く囲ったところ。ドメインを解除するとココログドメインマッピングも同時に解除されるとある。そもそもココログドメインマッピングってなんだんだ??
試しに有効のチェックを外してみる。するとブログトップから各ブログ項目にアクセスができなくなった。しかし、「ページが見つかりません」と言っている画面自体はココログのままなのでココログサーバーの中に依然としているようで、恐らくココログ内部のリンク先が見つからないと言っているようだ。
ということで、ココログドメインマッピングはココログ内部のDNS登録と解釈した。マッピングが有効になっていないとココログ内部でpathpilot.jpを探してしまう。つまりドメインマッピングが登録されていないとwww.pathpilot.jpをココログ外部リンクに変換できないわけだ。ということは、仮にドメイン解除で現在のココログドメインマッピングが削除されてしまったとしても再設定すればよいだけ(サイドエフェクトなし)と判断した。
では、ドメイン解除に進む。ドメイン管理の解除画面で解除をクリックする。
不安をあおるダイアログが表示される。はいをクリックする。
解除が完了した。
ドメイン@niftyから自分のドメインが消滅した。
この後、ココログドメインマッピングを確認したが結局解除はされなかった。データベースの更新で変更が反映されると思うので、即時的に解除されなければ多分ずっと解除されないんだろうと思う。
とりあえず、これでドメイン移管は完了してココログ@niftyとは縁が切れたようだ。