備忘録など

2023年4月29日 (土)

NTT IPv6プラスで速度出ない件

ネット速度が異様に遅くなった。リモートデスクトップ画面が固まってしまう。

インターネット速度を計ったら数Mbps程度に低下していた。これはおかしいと思い暫くしてからSpeed Testで測定したらフレッツ網速度も20Mbpsと緯度になっていた。

現在の環境はドコモ光契約のフレッツ光ネクストの1Gプランで、IPv6のV6プラス。2020年の開通当時は500Mbps程度の速度がでていた。V6プラスが動いていないのか?と思いチェックしたがV6プラスで動いていた。この時点において、Speed Testはインターネット、フレッツ網ともに90Mbps前後の値を出していた。つまり、このレベルにトラフィックを落としているのはフレッツ網が原因といえる。

ドコモ光のサポートに電話したところ、それは機器故障で対応するとそちらにまわされた。で、PR-500KIホームゲートウエイの交換手続きをされた。無料で翌日配送で届くという。但し交換に当たっては一時的にネットワークが使えなくなるとの話。交換機が届いて交換する過程においてネットワークが不通になるのは当然と思うと同時に、無料でホームゲートウエイを交換できるということで交換を了承した。ただ、フレッツ網の速度が出ていないのでホームゲートウエイを交換することに、ネットワーク速度の改善の観点からは意味があるとは思えなかったが。

暫くしてネットが繋がらくなった。

慌ててサポートに電話したところ、交換する新しいホームゲートウエイにMACアドレス登録を差し替えたので、古いホームゲートウエイでは認証がエラーになるとの事。

そんな事聞いてないんですけどー。

電話の相手は「新しいホームゲートウエイの到着を待つしかない」という。なんということだ、、、、まさか交換品の発送手配の時点でネットワークが不通になるとは。。。。配達はなる早の翌日午前中指定にしたのは不幸中の幸いだった。しかし、丸一日近くネットがつかえなくなる。ただしこの状態でも光ケーブルでのテレビは受信できた。

翌日朝9時過ぎにホームゲートウエイが届いた。

Img05330_small

中身は返送用紙袋、大きい箱、小さい箱の3つ。
Img05331_small_20230429133801

小さい箱にはホームゲートウエイに装着するWiFiアダプターが入っていた。
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大きい箱にはホームゲートウエイ、底面板、説明書、返送伝票などが入っていた。
Img05333_small

まず、古いホームゲートウエイの取り外しから。同封されていた交換手順書通りに進めた。

ステップ1:光コンセントから光ケーブルを抜く
Img05335_small

ステップ2:本体に繋がっているACアダプター、LANケーブル、テレビケーブルを外す。
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ステップ3:底面板をはずし、光ケーブルコネクター部分のカバーを底面側にスライドして外す。
Img05337_small

ステップ4:光ケーブルを抜く。
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以上で取り外し完了。
Img05339_small

新しいホームゲートウエイ(PR-600KI)のとりつけを行う。
Img05340_small

光ケーブルコネクターのキャップを外す。
Img05341_small

光ケーブルの差し込み。
Img05342_small

カバーを取り付け、底面版を取り付けて完了。
Img05343_small

光ケーブルを光コンセントに差し込む。
Img05344_small

光コネクタのシャッターが閉じているので、親指でスライドしてシャッターを開ける。
Img05345_small

光ケーブルを光コンセントに差し込む。
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LANケーブル、テレビケーブルを取り付けて、電源を取り付ける。1分足らずで認証ランプが点灯し、開通したことがわかる。
Img05348_small

 

早速速度測定を行った。結果は想定通りに変化(改善)せず。はやり、フレッツ網でサチっている。
Photo_20230429135402 Photo_20230429135401

この後も頻繁に測定を繰り返したが90Mbps前後で安定している。どうやら90MbpsあたりでQoS設定がされているようみ見える。

この後、再びサポートに電話したけれども、返答をまとめると「この程度の速度が出ていればNTT的(ドコモ光的)には問題ないと判断する」であった。残っているのは訪問サポートということだったけど、その場合訪問サービスマンがNTT側には問題ないと判断した場合、もれなく8,250円の出張料請求が発生するとのこと。まずまちがいなく請求書が渡されるのだろうから断った。サポートの電話はエンドユーザーの機器故障対応コールセンターにつながるようなので、ユーザーによる機器交換か問サポートしか提示できないようだということも分かった。だからコールセンター担当者は「もう、訪問サポート以外にご提案できるものはありません」と繰り返すのみになってしまう。機器交換して改善しないのに何を訪問サポートで確認するのか、こちらはフレッツ網の速度低下を調べて欲しいのだと繰り返すのみ。すれ違いは解消されなかった。ドコモにメンバーログインしてドコモ光のサポートページを辿ると、ドコモ光的には10Mbpsでていればシステム的には正常と判断すると書いてある。なんということだ。

まとめると、ドコモ光はベストエフォートサービスで1Gで契約してもその100分の1の10Mbpsでていればサービスレベルを満たしているとNTTは判断している。現在フレッツ網は90Mbpsで安定しているところをみるとQoSを90Mbps前後で設定していて、それ以上は出せない(帯域を独り占めできない)設定になっているようだ。安定して通信速度を得たければIPv6に切り替える事をドコモはガイドしているが、2023年4月末時点において、そのIPv6での最高速度が90Mbpsなのだ。

どうにもこうにも手詰まりだ。現在はドコモ光1Gだが、これを10Gにすることで改善するか。。。それくらいしか次の手がみつからない。

2023年4月26日 (水)

運転免許証更新 海老名警察署にて

海老名警察署での運転免許更新方法の記録、ただし優良運転者に限る。

前日までに最寄りの大和警察署構内にある交通安全協会で証紙3000円を購入。自分はこの時更新通知ハガキを持って行かなかったからできなかったけれど(というかその必要性を後から知った)、証紙購入時に教本ももらっておくこと。

海老名警察署の駐車場は構内にある。駐車台数は多くはないけれど朝9時前に行けば結構空いていると思う。9時前に行っても建屋の中には入れる。ただし窓口はしまっている。けれどもATMに似た書類作成機械は動いてるので、窓口オープン前に書類を揃えられる。

9時5分前に着いたけれど、自分以外にだれもおらず、自分が一番乗りとなった。9時になって窓口が開いて書類を出したら、視力検査と写真撮影を行って(2,3分で完了)、9時20分開始の講習時間が掛かれた免許証受領証を渡された。この時、教本を持っているか聞かれて「持っていない」と答えると、歩いて1分ほどの交通安全協会に教本を取りに行くようにガイドされた。このとき「こちらから電話連絡しておくので、並ばなくていいです」と言われた。

交通安全協会に行って見ると沢山の人が順番待ちになっていた。つまり、みんなここで詰まってしまって警察署にこれないのだということが判明。ここで待っていたら9時20分に警察署に戻れない(何時に戻れるかわからない)ので、上記ガイドがあったわけだ。

窓口に割り込んで「教本を取りに来ました」というと「藤原さんですね。警察署から電話がありました」と周りの人に聞こえるように言ってくれた。そりゃ、待っている人たちからすると「あいつはなんだ!」って思うだろうからね。

ということで、事前に証紙を交通安全協会で購入するときは教本もあわせてもらっておくべし、ということなのだ。

9時20分開始の講習は自分も含めて5名だけ。30分で終了。終了後窓口前に来ると沢山の人が集まっていた。たとえ9時に証紙を持たずに来ると講習は2回目以降(10時20分開始)になってしまう可能性大だから1時間30分はかかってしまうわけだ。

自分は8時55分に着いて9時50分に終了。合計55分。

なお、自分の古い免許が欲しければ、新免許受領時に「古い免許が欲しい」といえば、穴あけ(神奈川県のマーク)して無効とスタンプして古い免許証がもえらえる。

Img05262_small

次回も優良運転者だったらこの方法で行こう。しかし、ここが一番の課題だね。

 

2023年3月21日 (火)

非Windows11対応PCをWindows11にアップグレードする方法

備忘録

非Windows11 PCをWindows10 からWindows11にアップグレード

MicrosoftからWindows11のmulti-edition ISOイメージをダウンロード
setup.exeの実行、要件を見たいしていないことを確認
sources\appraiserres.dllファイルの中身を削除(ファイル自体を消すと再度作られてしまう)
setup.exeの実行
「セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の更新」をクリック
更新プログラム、ドライバー、オプション機能の入手で「今は実行しない」を選択して次へをクリック
ライセンス条項に同意するをクリック
インストール準備が完了したらインストールをクリック


10日以内ならシステム->回復->復元でWindows10に戻すことができる
10日以上に設定したかったら予め以下を実行
DISM /Online /Set-OSUninstallWindow /Value:100
Valueは日数指定、ここでは100日になる。
ただし、一旦この日数を過ぎるとWindows10に戻すことはできなくなる。

2023年2月24日 (金)

Windowsデスクトップ上のアプリ画面を全て最小化する方法 - 備忘録

Windows 10やWindows 11でデスクトップ上のアプリ画面を全て最小化する方法の備忘録。

Windowsキー + D

これを押すと、デスクトップ上に表示されているアプリ画面が一斉に最小化される。再び押すと元に戻る。

と~きどき、アプリ画面が全て最小化されてしまう事があったけど、どうやらこのキーをおしてしまっていたみたい。。。。しらないとちょっと焦る。

2023年1月 9日 (月)

TNCアプリにおけるDemoduatorの動作確認

PICO TNCのdemodulatorにおける信号処理を調べてみた。

demodulatorはADCデータを1バイト読み込み、ある値sumを出す。sumを算出するに当たってdemodulatorは以下の信号処理を行っている。

  • Bandpass Filter 入力:adc  出力:val
  • Digital Correlator (Delay) 入力:val  出力:m
  • Lowpass Filter  入力:m  出力:sum

それぞれの処理後の値をプロットしてみた。

まずは全体像。それぞれの値に大きな差があるため、わかりにくくなっているが、mとsumの関係はわかる。
Graphtotal

ADCデータ列
Graph1

Bandpass Filterの出力。通過周波数は900Hzから2500Hz。これによってOffset成分がなくなる。
Graph2

Delayの出力。DelayはMarkとSpaceのTone差を最大化することを目的としている。これにより、両Toneの分別がしやすくなる。ここでは446usのDelay値を積算することで1200Hzは正値、2200Hzは負値となるようにしている。一般的なDelayはDelay値を加算しているが、ここでは積算している。
  m=val[t] * val[t-446us]    なお、Sampling Rate =1200x11では6サンプル分遅延した値を積算している。
Graph3
6サンプリング前の値を取り出す方法として、6エレメント(6サンプル)のリングバッファを使っている。リングバッファの場合、現在のポインタをtとすると、t+1は現在よりも5サンプリング前のデータが格納されている。t+2は4サンプリング前、、、、といった具合。なのでtは今から6サンプリング前のデータ格納されている訳で、その値を取り出してから、tに新しくサンプリングしたデータを格納する。こうすることで、過去のサンプリング値を取り出したあと、そこに新しいサンプリングデータを格納し、ポインターを一つ進める、という動作を繰り返すことで常に6サンプリング前のデータを取り出すことができる。

Lowpass Filterの出力結果。カットオフ周波数は1200Hz。プラス部分がSpace(2200Hz)、マイナス部分がTone(1200Hz)となってる。逆に言えば、この波形を取得するためにDelayを使っている。
Graph4

レベル識別の閾値は以下のとおり

  • sum <  - 4096 : bit=1 (Mark)
  • sum >=  4096 : bit=0 (Space)

DIGITAL PLL

Ditigal PLLは11回で1 Time Domainを形成している。

  • PLL Counter Step = 390,451,572
  • PLL Counterは正値5回負値6回、または正値6回負値5回の合計11回で1 time domainとなる。
    • PLL Step 11回でbit decode
  • 入力bitに遷移が発生した時にPLL Counterを25%調整する。
    • PLL Counter値が負値の場合は25%加算し、正値の場合は25%減算する。

このPLL Counter値の正負で25%加算減算するのがミソで、bit遷移が発生した時点でのPLL Counter値からPLL Counter値自体を調整し、遷移点とTime Domainの位置関係を保っている。

実験結果

PICO_TNCが発生するAFSK信号をPCに取り込み、サンプルコードでDelay(積算)とLowpass Filterを通してみた。

Beacon Delay Lpf

Beaconデータ:ダウンロード - mice7mono.wav

Delayコード:ダウンロード - dd_psude_stereo2.c

Delay後データ:ダウンロード - mice7mono_output.wav

LPFコード:ダウンロード - dd_lpf2.c

LPF後データ:ダウンロード - mice7mono_output_output.wav

 

2023年1月 4日 (水)

AFSKでの復調について

AFSKの復調について大変参考になる情報があったので、その要約も含めて備忘録。

 

復調における課題:

  • Low SNR
  • Hight Twist -  Mark信号とSpace信号の大きな振幅差
  • Phase distortion - Mark信号とSpace信号が符号境界に到達しない
  • Inter-Symbol interference - Mark信号とSpace信号がPhase Distortionにより重なる
  • Frequency Distortion - Tone周波数とData Rateとの大きな差
  • No error correction - 1ビットエラーで破棄

Hight Twist対策

Digital Correlator

Comb Filter(自らの遅延信号によりその信号自体を増幅する手法)の利用。

Comb

Delayを最適化することでMarkとSpaceのTone差を最大化することができる。
Zero Cross Detectorを使ってアナログ信号をデジタル変換し、同じDelayをComb Filterに適用する。

テストでの入力信号は以下。ジッターを発生させる低周波成分が含まれていてこのままではZero Cross Detectorにかけられない。
Wave1

1200Hz-2200Hzを通過させるBandpass Filterを通すと、低周波成分が除去できる、
Wave2

Bandpass Filterを通した波形をZero Cross Detectorにかける。

Wave3

Digital Comb Filterを適用する。Digital Comb Filterでは以下を実行する。

  1. Zero Cross Detector出力をDelayさせた信号とXORを取る
  2. 得られた信号に対してLow Pass Filterをかける。
  3. 得られた波形に対してZero Cross Detectorをかける。

XORを取った信号波形

Wave4

Cutoff 760HzでLowpass Filterをとおした波形

Wave5

Lowpass Filterを通した波形に対してZero Cross Detectorをかける。

Wave6

Clock Recovery

送信信号に対して、受信側のクロックを同期させる必要がある。そうしないと上記Bit Periodが得られない。

この為にTX Dlayがある。TX Delayで送られる信号でこのClock同期をとる。よってTX Delayはそれなりの長さが必要となる。

この過程においてCarrierシグナルからビット周期(パルス幅)を測定する。

Wave7

クロック同期をとるためにDigital PLLをつかう。Digital PLLはジッター量を計り、そのジッター量により、Data Carrierに同期しているかを判断する。

ここでは、シンボル周期をサンプリング数22で測定している。この範囲で上記矩形幅によってPLLを遅らせたり、進めたりする。

ロック状態と判断するには、ジッター幅が1.1サンプル以内になった時、アンロックと判断するのはジッター量が4.4サンプル以上となった時。

2023年1月 2日 (月)

APRSでのNRZIについて備忘録

APRSでのNRZI方式について備忘録

APRSはHDLCフレームをAX.25で転送するとの理解で考えると、APRSのTNCはNRZ-SpaceでEncode/Decodeしていると解釈される。

NRZ-Spaceはレベル遷移をゼロで行う。一般的なNRZIは1でレベル遷移実行となっているからここが大きな違いだ。

これについてはWikiwandに書かれている。以下がNRZ-Space部分の抜粋。

Non-return-to-zero space

Non-return-to-zero space
Encoder for NRZS, toggle on zero

"One" is represented by no change in physical level, while "zero" is represented by a change in physical level. In clock language, the level transitions on the trailing clock edge of the previous bit to represent a "zero".

This "change-on-zero" is used by High-Level Data Link Control and USB. They both avoid long periods of no transitions (even when the data contains long sequences of 1 bits) by using zero-bit insertion. HDLC transmitters insert a 0 bit after 5 contiguous 1 bits (except when transmitting the frame delimiter "01111110"). USB transmitters insert a 0 bit after 6 consecutive 1 bits. The receiver at the far end uses every transition — both from 0 bits in the data and these extra non-data 0 bits — to maintain clock synchronization. The receiver otherwise ignores these non-data 0 bits.

更に重要なのは赤字部分。1が5つ続いたら0を挿入すること。これを知らないとデコードが出来ない。

2022年12月12日 (月)

DIAMOND GS-3000の修理の件

ヤフオク!で落としたDiamond GS-3000 13.8V MAX30A電源が届いた。

動作させたところ電圧は13.78V、しかし電流は4A程度で電流制限が働いで電源OFFになる。

Img03149_small

良くある故障モードとして可変抵抗器の劣化が考えられる。

GS-3000の故障に関する情報から、VR1が電流制限調整VRであることが判明した。

Img03152_small

VR1を拡大する。この写真では8時方向をむいているが、入手時点では12時方向を向いていた。
Img03152_smallzoom

とりあえず、VR1を何度か回してまずは、3時方向にセットし負荷を繋いでみた。4Aよりも小さな負荷で電流制限が発生。そこで8時方向まで回してみたところ、8Aの負荷でも電流制限は作動しなかった。30A負荷を与えることができればVR1の位置は追い込めるが、そのような負荷がないので、とりあえずこれで様子を見てみる。

考察:

この電源、カバーを外してみると結構きれいな感じだったが、基板の隅の方を見るとシルク印刷が隠れるほど埃がこびりついている。つまり、この電源の出品に当たって掃除をしたということだろうと思う。ひょっとしたらその際にVR1の位置が変わってしまったのかもしれない。いずれにせよVR1の調整だけで問題は解決したように見える。

考察のやり直し:

電流が出ないというか過電流保護が働いて出力電流制限されている理由が分かった。4つあるパワートランジスタの内3つのエミッターに繋がるワイヤーが断線していた。半田にクラックが入って取れたように見えた。VR1を変化させて制限電流値が増えたのは残っていた1つのパワートランジスターの最大電流(0.1Ω抵抗に流れる電流量)を増やしたため、ということのようだ。

断線していたワイヤー部分(黄丸)。
Img03192_small

エミッター端子の半田面が割れて剥がれたような半田断面にみえる。
Img031911
こちらも同様。
Img031912

本来は4個のパワートランジスターで出力しているところを1個のパワートランジスターで制御したため、過電流制御が働いてしまったようだ。エミッターへケーブルを半田付けしなおした(黄丸)。
Img03200_small

この結果、電流制御用のVRを元の位置に戻しても、問題なく動作するようになった。また、電流計は剥がれがケーブルの先に繋がっていたので当初は電流表示が出来なかったがケーブルを半田付けしなおすことで、電流計も動作するようになった。

考察

もうちょっとちゃんと構造を調べて見たくて、今一度理解を深めるためにJH7LUC局のブログなど先人の知恵を参考に自分で回路図を書いてみた。

Gs3000circuit

ダウンロード - gs3000.ce3

構成はダーリントン接続のトランジスターが3段になっていて、ツェナーダイオードで定電圧としている。リセットIC TA8505Pの入力にサーモスタットにかかる電圧を接続し、ある程度の抵抗値(温度)になったらリセットICがリセット信号を出力し、その信号によってファンモーターnの駆動制御を行っている。TA8505PはVCC=5Vを必要とするので三端子レギュレータTA78006PでVCCを作っている。過電圧(ツェナー電圧)となるとツェナー電流が流れリレーが働いてパワートランジスタへの入力をカットする。

定電圧の原理は以下の通りと理解した。Q2のエミッター電圧Veq2はZDのツェナー電圧Vzdで決まる。Q2のベース電圧は、ベース・エミッター間電圧をVbeq2とするとVzd+Vbeq2となる。この電圧はVout(R2/(R1+R2))であたえられるので、Vout=(Vzd+Vbeq2)((R1+R2)/R1)となるようにQ1が帰還制御される。

Photo_20221217143201

よくわからなかったのが過電流制御部分。ここは以下の通り解釈した。

Photo_20221217144001

VEQ5=VEQ3-R2xIOUT  : IOUTが大きくなるとR2による電圧降下が大きくなるのでVEQ5(Q5のエミッター電圧)は小さくなる。
VBQ5はVRの値によって変化する。
VBQ5-VEQ5>VBE となればQ5はONになる。つまりIOUTが大きくなるとQ5はONになる。その閾値はVRで変化する。

Q1のベース電圧からみると、Q3のエミッター電圧はQ1からQ3のベース・エミッター間電圧の合計分低いことになる。Q5がオンになるとその電圧差がなくなるので、Q1からQ3へのベース・エミッター間に電流が流れなくなる。

解釈が正しいかイマイチ不安な部分があるけれども、出力電流による0.1Ω抵抗の電圧降下とVR1の値のバランスでQ5がONされることには違いない。

2022年12月 5日 (月)

GPSトラックログデータをGoogle Mapに表示する

GPSトラックログファイル(GPXファイル)をGoogle Map上に表示する方法の備忘録。

GPSトラックログファイルはヤマレコの山行記録からダウンロードした。対象とする山行記録を選んでマップ昨日からGPXファイルをダウンロードを選ぶ。
Photo_20221205121401

ダウンロードされるGPXファイルはこんな感じになっている。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<gpx xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns="http://www.topografix.com/GPX/1/0" xsi:schemaLocation="http://www.topografix.com/GPX/1/1 http://www.topografix.com/GPX/1/1/gpx.xsd" creator="Yamareco Android 6.2.2 - www.yamareco.com">
<trk><name>track</name><number>1</number><trkseg>
<trkpt lat="35.5110116" lon="137.6645703"><ele>1040</ele><time>2022-11-17T23:46:07Z</time></trkpt>
<trkpt lat="35.5109365" lon="137.6644874"><ele>1041</ele><time>2022-11-17T23:46:17Z</time></trkpt>
<trkpt lat="35.5107415" lon="137.6643537"><ele>1045</ele><time>2022-11-17T23:46:30Z</time></trkpt>
<trkpt lat="35.5106972" lon="137.6642274"><ele>1048</ele><time>2022-11-17T23:47:24Z</time></trkpt>
<trkpt lat="35.5092595" lon="137.6552615"><ele>1284</ele><time>2022-11-18T00:28:01Z</time></trkpt>
<trkpt lat="35.509086" lon="137.6537141"><ele>1300</ele><time>2022-11-18T00:31:16Z</time></trkpt>

LatitudeとLongitudeがUTC付きで記録されている。

次にGoogle Mapを開き、自分のGoogleアカウントでログインする。その後メニューをだどって地図を作成を実行。
メニュー -> マイプレイス -> マイマップ -> 地図を作成

無題のレイヤのインポートを選択。
Gm1_20221205121401

ここにGPXファイルをドラッグ&ドロップする。
Gm2_20221205121401

すると、GPXファイルのエリアで軌跡が表示される。
Gm3

以上。

2022年11月23日 (水)

ThonnyでPicoのVersion upで SSL: CERTIFICATE_VERIFY_FAILED, certificate has expired にハマった件

ThonnyでRaspberry Pi Picoのversionを最新(1.19.1)にバージョンアップしようとしたら、SSL: CERTIFICATE_VERIFY_FAILED, certificate has expired と言われてエラーになった。この対策の備忘録。

現象から。Certification has expiredと言われる。
Thonnycertificationfailed

どこに有効期限が切れたCertificationがあるんだか分からないので、とりあえずThonnyを最新に更新してみた。更新前。
Thonnycurrentversion

ThonnyはここからWindows版をダウンロード。更新後。
Thonnynewversion

しかし現象は変わらず。
Thonnycertificationfailedonnewversion

この症状についてネット検索した結果、この問題のDiscussion Threadにたどり着いた。で、次の書き込みに注目!
I finally got it solved by installing https://letsencrypt.org/certs/lets-encrypt-r3.der 

この中の対応策にならって、このセキュリティ証明書をインポートした。以下、そのステップ記録。

「開く」をクリック。
Encryptr31

「証明書のインストール」をクリック。
Encryptr32

Thonnyを「すべてのユーザー」でインストールしたので、証明書もローカルコンピューターにインポート。
Encryptr33

「自動的に証明書ストアを選択する」を選択。
Encryptr34

「完了」をクリック。
Encryptr35

Encryptr36

これで証明書のインポートは完了。

さてさて、これでうまくいくのだろうかと。。。
Thonnypicoupdatesuccess

うまくいった。Certificationが更新されたということなんだろうけれど、インポートした証明書が一体なんだったのかはよく分からない。

でも、動くようになったので、めでたし、めでたし。